日鉄のタイ薄板事業「NS―SUS」、改善活動世界大会で3位入賞
日本製鉄は2日、タイの薄板事業会社、NS―サイアム・ユナイテッド・スチール(SUS、社長・小川英樹氏)が改善活動の世界大会で3位に入賞したと発表した。 スイスに本部を置く「KAIZEN INSTITUTE」主催の第6回グローバル・カイゼン・アワードに全社的な改善活動「NS―SUSウェイ」での成果を対象にエントリーしたもの。9月開催のタイ国内ラウンドは1位で通過し、タイ代表として11月にブラジルのサンパウロで開かれたグローバルラウンドに出場。15カ国・約500社の中から3位に選ばれた。 改善活動では、NS―SUSウェイが組織に十分浸透していることやDX技術も活用しながら安全・環境・設備保全・品質など各分野で成果を発揮していること、顧客や従業員満足度の向上、コスト削減などで会社の収益向上にも寄与している点が評価された。 NS―SUSは、旧SUS時代の2005年から全社で自主保全などTPM活動を開始。多くの賞を獲得してきており、この施策を基盤とした改善活動が世界大会でも評価された形だ。 11月グローバルラウンドや表彰式にはNS―SUSのチャイヤン・カラヤノンチットチャイ業務プロセス改革部長やチェアンチャイ・スクサエンジュンTPMセンター課長などが出席した。