ガソリン価格が値上げへ 補助金が19日から段階的にカット 影響は?
九州朝日放送
私たちの生活に直結するガソリン価格。19日から燃料元売りへの国の補助金が縮小され、小売り価格も値上がりが予想されます。ガソリンスタンドで取材しました。 ガソリンスタンド店長「ニュースであった通り、値段が上がるっていうことだったので、多くのお客様がご来店されてる状況ですね」 コロナ禍や物価高を理由に、国は2022年から補助金を出すことでガソリン価格を抑えてきました。 16日時点の小売り価格の全国平均は、レギュラーガソリン1リットルあたり175.8円。 しかし、19日から補助金が1リットルにつき約5円、来月16日からは約10円減額され、小売り価格も値上がりすることが予想されます。 Q高くなるから来られたんですか?「それもあります。LINEで高くなるってきてたので、それで行かなきゃって」「通勤で使いますんで。無駄なところには行くまいとか、そういうこと考えなくちゃいけないかもしれないですね」 果たして値上げはどのような影響があるのでしょうか? 補助金縮小は、元売りへの仕入れ価格に対するものなので、小売り価格への影響はすぐではないとみられていますが、値上がりするとどんな影響が出るのでしょうか? みずほリサーチ&テクノロジーの安川さんによると… まず、車ですが、ガソリンが10円上がると、年間で4000円ほど出費が増えるということです。 車がなくガソリンを直接使わなくても影響は考えられます。 トラックの燃料費が増えて物流コストが上がり、食料や日用品なども値上がりすることがあるためです。 では、車を使う場合、ガソリンを節約するには、どうすれば良いのでしょうか? ポイントは3つ。走る前・走るとき・メンテナンスに分けられます。 走る前は、不必要な荷物は降ろすこと。走るときは・急発進しない・一定のスピードなどを気を付けましょう。 またメンテナンスも大切なんです。 例えばタイヤの空気圧。定期的な点検が節約につながるそうです。 補助金はカットされますが、自民・公明・国民の三党でガソリン税に上乗せされている暫定税率の廃止が合意されたため、将来的に値下がりする可能性もあります。 しかし、いつになるか不透明。今は節約するしかなさそうです。
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