プロアマ戦でティーショットを放ち、移動する杉浦悠太

　ゴルフ男子ツアーのバンテリン東海クラシック（２６～２９日、賞金総額１億１０００万円）の公式練習とプロアマトーナメントが２５日、愛知県みよし市の三好ＣＣ西コース（７３００ヤード、パー７１）であり、右肘の故障から５戦連続欠場が続いた、愛知県高浜市出身の杉浦悠太（２３）も元気な姿を見せた。岐阜県で行われた日本プロ（富士カントリー可児Ｇ）に続く地元での優勝を虎視眈々（たんたん）と狙う。 　杉浦に明るい笑顔が戻ってきた。思い切りクラブを振ることができる喜びにあふれていた。 　「右肘はもう大丈夫です。不安なくここに立つことができて、本当にうれしい」。杉浦自身、これほど右ひじの痛みが長引くとは思っていなかった。痛みが出たのは優勝した７月の日本プロ選手権の前後あたりから。翌週のセガサミーを直前に欠場。痛みをおして出場した横浜ミナトは５９位で、その後は途中棄権と欠場を繰り返した。 　いろいろな治療法を試しながらも、トレーニングを続け、やっと痛みなくクラブを振れるまでになった。その間に、１歳年上の平田憲聖が４勝を挙げ、賞金ランキングトップに躍り出た。現在３位の杉浦は４０００万円もの差をつけられている。 　「肩関節の可動域を広げるトレーニングなどに取り組んで、できる限り肘に負担をかけないスイングに調整してきた。ここからは高額賞金大会が続くので、負けないように頑張りたい。まずは三好で元気な姿をみんなに見てもらいたいですね」と意気込む。 　応援が多ければ多いほど燃えるタイプ。地元・高浜市からの応援団で、三好は初日から盛り上がること間違いない。