南部・屏東で初マグロの競り 300キロ超で約1470万円=過去最高値/台湾
(屏東中央社)南部・屏東県の東港漁港で21日、今季の「屏東初マグロ」に認定された重さ301.8キロのクロマグロの競りが行われ、310万300台湾元(約1470万円)で競り落とされた。1キロ当たりの単価は1万300元(約4万9千円)で、キロ単価と1本当たりの金額はともに過去最高値を更新した。 同県は2001年から屏東クロマグロ文化観光フェスティバルを開催し、関連イベントとして初マグロの競りを行っている。同県の周春米(しゅうしゅんまい)県長は、初マグロの競りは24年目を迎え、すでに全国で最も代表的な競売会になっていると言及。漁業従事者の生計を守るだけでなく、東港の観光文化もけん引すると述べた。 初マグロは同県の離島、小琉球の漁船「安穏発8号」が16日に捕獲した。漁船の荘光陽船長は、県が主催する初マグロの競売は素晴らしく、クロマグロの価格改善や漁業従事者の生計の向上につながると語った。 (李卉婷/編集:田中宏樹)