住民の実感値による「住み続けたい街」、2024年の1位の駅は「みなとみらい」!前回より大幅ランクUPの「戸越公園」など注目のラインナップ
毎年、「住みたい街」のランキングを発表しているリクルートが、住民の実感調査による「住み続けたい街」(自治体/駅)ランキング2024年首都圏版を発表した。2022年に続き2回目のランキングとなるが、「住みたい街」とは顔ぶれが異なる「住み続けたい街」。2024年版は、どの街が上位になったのだろう。 【今週の住活トピック】 「SUUMO住み続けたい街ランキング 2024 首都圏版」発表/リクルート
「住みたい」ではなく、今の街に「住み続けたい」をランキング
「住み続けたい街ランキング」は、東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、茨城県の街(自治体・駅)について、1次調査で「住んでいる街に住み続けたいか」を聞き、一定数の回答を得た街について、2次調査で「住んでいる街の魅力」と「住んでいる街との関わり」※についての回答を集計したもの。 ※「住んでいる街の魅力」は、交通アクセスや商業施設、自治体サービス、子育て・教育環境、防犯・防災、街並み、街の将来性などの40項目について、「住んでいる街との関わり」は、地縁性や街の知人の数、参加している活動などの24項目について、5万1211人(2次調査人数)に調査。 「住みたい街」は多くの人が憧れる街なので、ターミナル駅や利用者の多いJRの駅などが上位にくる傾向がある。一方、「住み続けたい街」は住民の実感値によるものなので、居住性(住みやすさ)が重要になる。気になる駅のランキングでは、興味深いことに、郊外や都心でもややマイナーな駅が上位になった。どんな顔ぶれになったのだろう。
住み続けたい駅ランキングのTOP3は、みなとみらい、馬車道、北参道
TOP10を見ると、神奈川県の海沿い(横浜周辺と湘南海岸)の街と東京23区の少しマイナーな駅が多い印象を受ける。みなとみらいや馬車道、鵠沼などは、2022年もTOP10に入る住み続けたい街の常連といえるだろう。だが、北参道、浜町、三越前などは東京に地縁がないと、どこだかよくわからない人もいるかもしれない。戸越公園も含めて、急上昇しているのも気になるところだ。 ちなみに、11位以下を見ても、江ノ島電鉄線や小田急江ノ島線の湘南海岸の駅が多く、23区も赤羽橋や新富町、戸越、茗荷谷など、全国的に知名度が高くはない駅が多い。住んでいる人なら実感できる、住み心地の良さがあるのだろうが、どんな良さなのか興味が沸く。 そんななか、『SUUMOリサーチセンター』が注目したのが、次の3エリアだ。 1. みなとみらい・馬車道 2. 浜町・三越前 3. 戸越公園・戸越・戸越銀座 以下、同センターのエリア分析に基づいて、それぞれの注目ポイントを見ていこう。