朝の運動は血圧を下げる効果がある!朝のうちに運動するメリット
アラームの設定時刻を早めることが“価値ある”ことなのかどうか、そうであれば、少しでも楽にそれをルーティーンにするためのヒントはあるのか、陸上の元オリンピック代表選手で理学療法士のミシェル・グリフィス=ロビンソンさんに、話を聞いた。 【写真】朝に避けたい7つの食材 なお、誤解のないように言っておくが、必ずしも「朝型」になるべきだというわけではない。ただ、朝型であることには、いくつかの長所がある。 ※本記事は、イギリス版ウィメンズからの翻訳をもとに、ウィメンズヘルス日本版が編集して掲載しています。
朝のうちに運動するメリット
過去のある研究によると、高血圧の人が朝のうちに30分間の運動を行い、その後もなるべく座ったままの姿勢を続けないよう注意して過ごした場合、運動から8時間後まで、血圧が普段より低下していたことが確認されたという。 また、午前中に運動をすれば睡眠・覚醒のサイクルがより早い時刻から始動することになるほか、「睡眠ホルモン」のメラトニンが早い時刻から分泌されるようになるため、夜の入眠がスムーズになる(ちなみに、心拍数を増加させ体温を上昇させる運動は、就寝する時刻に近づいてから行うと睡眠の妨げになる)。 そのほか、朝のうちに最も多く分泌される「ストレスホルモン」のコルチゾールは、ストレスへの適応力を高めるものであり、このタイミングで運動をすることは、その日一日のストレスへの対処能力をより良くコントロールしてくれることになる。さらに、運動している間に分泌される「幸せホルモン」のエンドルフィンは、気分よく一日を過ごすことを助けてくれる。 何か行動を起こすとき、何より重要なのは、自分を律すること。朝のうちに運動するのは寒くない時期の方が簡単なはずだが、年間を通して継続できるよう、努力してみよう。