韓国・大田駅の売り場、1年で4倍に値上げ…駅にある有名パン店、撤退の危機
【05月19日 KOREA WAVE】韓国・大田駅舎にあり、汽車を利用する旅行客に愛されてきた人気ベーカリー「聖心堂(ソンシムダン)」大田駅店が閉店の危機に直面している。賃貸料が1年間で4倍近く上がったためだ。 KORAIL流通は14日、聖心堂が入っていた大田駅舎内2階の売り場300平方メートル契約が満了し、新たな賃貸事業者競争入札に乗り出した。 驚くのは店の家賃に相当する手数料だ。KORAIL流通公告文によると当初、聖心堂との契約満了日である4月に掲示した月手数料の最小額は4億4100万ウォン(1ウォン=約0.11円)だった。それ以前の5年間、聖心堂が払っていた家賃は1億ウォン程度で、この1年間で4倍に跳ね上がったことになる。 競争入札方式のため、この金額よりさらに高い手数料を提案する業者が店舗の新たな賃借人になる。 聖心堂大田駅店の月間の売り上げは最も高い時で39億ウォン程度だった。KORAILは、百貨店のように賃貸売場の月賃貸料を算定する時、売上高に応じて約定金額を払うようにしている。 これに対し、KORAIL流通は4月、初めて賃貸業者公告を出す時は適正月手数料として4億4100万ウォンを提示した。 しかし、過度に高い家賃のため、競売は流れた。当初、4億4100万ウォン水準で設定された手数料は、相次ぐ入札の末、3億9700万ウォンに下がり、現在は3億5300万ウォンまで落ちた。 ネットユーザーからは、高い賃貸料に関し、「家賃を安くしても足りない状況だ」「公企業のパワハラとも言える」などの反応が上がった。 (c)KOREA WAVE/AFPBB News
KOREA WAVE