【NZ不動産の最新事情】投資用物件価格、2000年代から4倍に、戸建て住宅減少・集合住宅が増加…今後のマーケットの展望は?
投資用不動産は、それぞれの特徴を地道に吟味することが重要
2000年初期から現在まで、物件価値は3~4倍にまで高騰していきました。現在からこの先10年、20年では、ここまで上昇は期待できないと考えていますが、2倍程度であれば、あり得るかもしれません。 キャピタルゲイン狙い、または、キャッシュフローの効率化を求めるのであれば、世間のうわさやメディアの情報を鵜吞みにするのは危険です。ましてや「アパートメントより一戸建てのほうがキャピタルゲインがよい」といった過去の常識にとらわれないほうがいいでしょう。 やはり、不動産それぞれの特徴を地道に吟味し、それぞれのケースに準じて査定して投資効率を上げていくことが必要だと、不動産の現場から感じています。 もし手元に100万NZドルの資金がある場合、1戸の住宅にすべてを投資するのか、それとも50万ドルのアパートを2戸にするのか、もしくは30万ドルのワンルームマンションを3戸持つべきか。あるいはいっそ、オークランドから飛び出して、地方のお得な土地付き一戸建てへと投入すべきか…。 そして、このような投資を行う人が、NZ国内投資家七日、海外投資家七日にもよって、有利になる選択肢は変わります。地元業者と打ち合わせながら、情報を仕入れ、物件選択を試みる必要があるでしょう。 一色 良子 Goo Property NZ LTD 代表取締役社長 Arizto Ltd 所属
一色 良子