フェースをスクエアに戻す感覚をつかもう! 真っすぐボールを打つための方法を解説【謎キャラコーチ『わきゅう』の気になる話♯95】
坂詰 これは、何度も言っているように、真っすぐ立った状態で、ゆっくりスウィングして、フェースをスクエアに戻す感覚をつかむのが一番だと思います。まずは、①真っすぐ立ってクラブを持ったら、トウを真上に向け、ヘッドが顔の前に来るように構える。そこから、②手を体の正面にキープしたまま、体を右に回し、シャフトを右に倒して、フェースを真上に向ける【バックスウィングの動き】。次に、③手を体の正面にキープしたまま体を左に回しながらヘッドを元の位置に戻して、トウを真上に向けるんです【ダウンスウィングの動き】。 O編 その動作でフェースをスクエアに戻す感覚をつかんだら、前傾した状態で同じ動きをすれば、ゴルフのスウィングになるんだよね。 坂詰 ええ。最初は、①~③の動きを意識しながらゆっくり素振りをして、慣れてきたら徐々にスピードを上げていくといいでしょう。 O編 実際に球を打つときには、出球を見て、フェースがスクエアにコントロールできているかどうかをチェックすればいいのかな? 坂詰 そうですね。球が狙ったラインに出ない場合、左右に散る場合は、また先ほどの練習に戻って、フェースをスクエアに戻す感覚を磨いてください。ま、本音を言うと、読者のみなさんも、トラックマンなどの弾道計測器で自分のインパクトのフェース向きやクラブパス(軌道)を分析してもらうといいんですけどね。 O編 そうすれば、自分がどれくらいフェース向きをコントロールできているか、ひと目でわかるもんね。 坂詰 それで、いい球が出たときと、ミスをしたときのデータがどれだけ違うかを見ておくんです。あとは、調子のいいときと悪いときのデータも取れたらもっといいですね。そうすれば、自分が悪くなるパターンがわかるし、修正するときに役に立ちますから。 O編 現代のプロは、みんなそうやって自分のスウィングを管理してるんだよね。 坂詰 そうですね。計測器のなかった時代は、みんな感覚に頼ってスウィングを直していたから、プロでも遠回りをすることが多かったんです。でも、今は人間の目では見えないもの(インパクトのクラブの向きや挙動など)が把握できるから、そういうことがなくなりましたよね。もちろん、データを妄信する(強い選手、飛距離の出る選手のデータに近づけるために必要のないスウィング改造をするなど)のは危険だと思います。でも、利用できるデータは上手に利用して遠回りを防ぐほうがシンプルだし、現代的なスウィング作りだと思うんですよ。 PHOTO/Takanori Miki THANKS/GMG八王子ゴルフ場 ※週刊ゴルフダイジェスト2024年12月31日「ひょっこりわきゅう。」より
週刊ゴルフダイジェスト
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