フェースをスクエアに戻す感覚をつかもう! 真っすぐボールを打つための方法を解説【謎キャラコーチ『わきゅう』の気になる話♯95】
2025年シーズンから米女子ツアーに参戦する馬場咲希プロを中学1年から指導しているのがプロコーチの坂詰和久(さかづめかずひさ)、通称『わきゅう』だ。2024年のレッスン・オブ・ザ・イヤーに輝いた坂詰コーチと20年以上の付き合いがあるベテラン編集者Oが、謎キャラコーチの気になる話を聞き出す。今回は「フェースのコントロール」がテーマだ。 馬場咲希のドライバーショット連続写真
O編 わきゅうがスウィング作りにおいて大事にしているのは、①フェースの向きを管理すること、②なるべく構えたその場で体を回旋させること、③腕と体を同調させることの3つだ、ってことだったよね。 坂詰 そうですね。その3つのテーマに沿ってスウィング作りをしていけば、ショットの精度は確実にアップしていくと思います。 O編 この3つに関しては、この連載で何度か触れてきたけど、忘れちゃった人も多いと思うので、もう一度説明してもらえるかな。 坂詰 わかりました。 O編 じゃあ、フェースの管理から。 坂詰 まず、知っておきたいのは、ボールの打ち出しに最も影響を及ぼすのは、インパクト時のフェース向きだってことなんです。 O編 狙ったところより右に打ち出されるのはフェースが開いて(右を向いて) 当たっている証拠。左に打ち出されるのはかぶって(左を向いて)当たっている証拠ってことだよね。 坂詰 そういう認識でいいと思います。とにかく、狙ったラインに球を打ち出すためには、そのラインに対してスクエアなフェース向きでインパクトすることが大切なんです。よく、球の曲がりを抑えたいって言うじゃないですか。でも、球をコントロールしたかったら、狙ったラインに打ち出すことのほうが大切なんです。だって、多少球が曲がったとしても右に曲がるなら左を向けばいいし、左に曲がるなら右を向けばいいわけですから。 O編 だから、フェースを管理する訓練が必要なんだね。 坂詰 ええ。プロでもインパクトのフェース向きを完全にコントロールするのは難しいので、フェース管理は重要なテーマなんです。アマチュアであれば、なおさらですよね。 O編 じゃあ、そのために何をすればいいかってことなんだけど。
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