農家向け共済金678万円詐取 県西農業共済組合元職員3人を起訴 水戸地検 茨城
農家向けの共済金を架空請求してだまし取った事件で、水戸地検は3日、詐欺と有印私文書偽造・同行使の罪で、茨城県西農業共済組合(同県八千代町)の元職員の男3人を水戸地裁に起訴した。 起訴されたのは、いずれも同共済元職員で、埼玉県久喜市、会社員、被告の男(42)、茨城県結城市、同、被告の男(38)、同県古河市、同、被告の男(43)。 起訴状などによると、3人は共謀し、2022年10~11月ごろ、建物共済に加入している組合員方が落雷により被災し、家電製品が壊れたなどと被害を装い、組合員の名前を無断で使って架空の請求書を作成して上部組織の県農業共済連合会に申請し、共済金計678万1563円を同組合名義の口座に振り込ませ、だまし取ったとされる。
茨城新聞社