レアルに続いてPSGでもアセンシオは控えに? 怪我から復帰しても序列上がらず
先発の機会が増えず
フランスのリーグ・アンで首位に立つ絶対王者パリ・サンジェルマンは昨夏も積極的な補強を展開し、特に前線はなかなか層が厚い構成となっている。 しかし、期待に応えている選手は少ない。苦戦している新戦力の1人がレアル・マドリードより加わったスペイン代表FWマルコ・アセンシオだ。 レアル・マドリードでは主力になりきれなかったが、スペイン代表にも選ばれてきたアセンシオは天才肌のレフティーアタッカーとして有名だ。心機一転PSGで輝きを放つことが期待されたが、今季も怪我に苦しんでいる。 昨年9月から11月半ばにかけて離脱していた期間があり、復帰した今も序列に変化はない。先発の機会はほとんどなく、イ・ガンインやウスマン・デンベレといった選手の方が出番をもらっている状況だ。 スペイン「MARCA』も、「今シーズンのアセンシオは9試合に出場して2ゴール1アシストを記録しているが、先発出場したのはわずか3試合のみ。そのうち3試合はすべてリーグ戦のもので、3試合とも負傷する9月より前のものだった」と序列が上がらない現状を心配している。 アセンシオの場合はセンターフォワードにも入れるが、PSGでは絶対的エースのキリアン・ムバッペをセンターに配するパターンも増えている。この位置にはランダル・コロ・ムアニ、ゴンサロ・ラモスも控えており、アセンシオがポジションを勝ち取るのは簡単ではない。 後半戦に序列をひっくり返すきっかけを掴めるのか。PSGもトップクラブだが、このままではレアルと同じシナリオとなってしまいそうだ。
構成/ザ・ワールド編集部