岩合光昭写真展「ご当地ねこ」ネコの豊かな表情が魅了 京都市下京区 美術館「えき」KYOTO
新型コロナウイルスが流行した最中に、動物写真家の岩合光昭さんが全国を巡って撮り溜めたネコの写真展が、京都市内で行われています。京都市下京区のJR京都伊勢丹・美術館「えき」KYOTOで行われている写真展「ご当地ねこ」は、動物写真家で知られる岩合光昭さんが2019年末から流行した新型コロナウイルスのため、海外での撮影ができなくなった際に、テレビ番組「岩合光昭の世界ネコ歩き」を守るために、全国47都道府県を巡って、その土地ならではの気候風土の中で暮らすネコたちの豊かな表情や仕草などをとらえた写真150点が展示されています。なかでも山梨県の川口湖畔で撮影された、真っ白な富士山とねこがあくびをしている瞬間をとらえた写真は、まるで富士山を食べようとしているように見えて、躍動感が伝わってきます。また、京都府伊根町の舟屋でとらえた写真は、朝の日差しにあたりながら顔を洗う様子の場面で眠そうにも見えますが、愛くるしい表情が見る人を癒してくれます。ネコの魅力が伝わってくる岩合さんの写真展「ご当地ねこ」は、JR京都伊勢丹の美術館「えき」KYOTOで11月17日まで開かれています。