異例の場外バトル?!“監督キラー”森保Jに完敗したインドネシアの韓国人監督に解任論浮上も韓国メディアが「目先の成果だけを見るな」と猛反発
2026年北中米W杯のアジア最終予選で日本代表に惨敗したインドネシア代表のシン・テヨン監督(54)の解任論が高まっていると同国メディアが報じた。ヨーロッパでプレーする選手を大量に帰化させたにもかかわらず、前半戦を終えたグループCで最下位に沈む責任が問われている。だが、一方で同監督の母国の韓国のメディアは「目先の成果だけを見て指揮官の未来について話し合おうとしている」と、その解任論に猛反発。日本代表の4-0完勝が引き金となったインドネシア監督の去就問題が異例の“場外バトル”に発展している。 【画像】史上最強のSEXYクイーンら4人の“美ボディ”ラウンドガールが世界戦に登場!
森保ジャパンに喫した惨敗をきっかけに、希望を打ち砕かれた国と代表チームを率いる指揮官の母国が、メディアを介して反発しあう異例の事態が勃発した。 きっかけはインドネシア国内における<#styout>なるハッシュタグだった。 同国代表を率いるシン・テヨン監督の略称<sty>に<out>を添えて、解任を求めるファン・サポーターの声が、ホームで日本に0-4で大敗した15日のアジア最終予選第5節後に、一気に広まっていると同国メディアが一斉に報じた。 たとえば『BOLA.COM』は「前半戦の5試合を終えた段階で、ガルーダ(インドネシア代表の愛称)はひとつも勝てていない」と、2026年北中米W杯出場へ危機感を示したうえで、SNS上で飛び交う賛否の声を取り上げている。 「帰化選手を取り扱える監督を探すときだ。シン・テヨン監督はヨーロッパの選手を扱った経験がなく、英語も話せないため韓国語で立ち往生している」 「日本の強さは認める。ただ、でたらめな戦術や戦略、そして選手選考など、5年間も指揮を執るシン・テヨン監督のもとで何の進歩も見られない」 「シン・テヨン監督の解任を求めるのはクレイジーだ。パリ五輪のアジア最終予選で、われわれが韓国を破った快挙を忘れたのか。もっと敬意をもてよ」 2019年に就任した同監督のもとで、インドネシア代表は飛躍的な進歩を遂げてきた。さらに本大会の出場国数が「32」から「48」へ50パーセントも増え、同時にアジアの出場枠も「4.5」から「8.5」へと拡大する2026年の北中米大会は、オランダ領東インドとして初出場した1938年のフランス大会以来、実に88年ぶりとなるW杯出場の可能性が一気に高まると大きな期待を集めていた。 確率をさらに上げるために、インドネシアサッカー協会(PSSI)は旧宗主国のオランダを中心に、ヨーロッパでプレーする選手たちを大量に帰化させる作戦を敢行。日本戦で先発した選手たちのうち、実に9人を帰化選手が占めていた。 しかし、約6万人もの大観衆が駆けつけた、ジャカルタのグロラ・ブン・カルノ・スタジアムでインドネシアは0-4の惨敗を喫した。 前半開始早々に訪れたビッグチャンスをMFラグナー・オラットマングーン(26、デンデル)が決められず、逆に今夏までセレッソ大阪に所属した経験をもつMFジャスティン・ハブナー(21、ウルヴァーハンプトン)のオウンゴールで同35分に先制を許すと、その後も3ゴールを追加された。 オラットマングーンはGK鈴木彩艶(22、パルマ)のビッグセーブにあい、オウンゴールもぎりぎりの状況だった。それでも先述の『BOLA.COM』は、PSSIの会長を務める実業家のエリック・トヒル氏(54)の日本戦後の言動を伝えている。 「アジア最終予選の途中経過を受けて、エリック・トヒル会長はシン・テヨン監督をあらためて評価する予定だ。政府の要職を務めるトヒル会長は『すべての責任は私にある』としながら、一方で『われわれはまだ5試合を残していて、グループCの3位もしくは4位に入る目標を最大化していく』とも語っている」