[山口県]防府競輪場スタンドなど一新 来月1日オープン 至近距離で観戦、複合遊具のパークも
防府市国分寺町の防府競輪場で22日、市が建て替え整備を進めたメインスタンドなどの竣工(しゅんこう)式があり、市や地元自治会などの関係者約50人が完成を祝った。複合遊具などを楽しめる「KEIRINパーク」を新たに整備し、10月1日にリニューアルオープンする。 【写真】防府市がメインスタンドの建て替えに合わせて整備した大型遊具などがある「KEIRINパーク」=22日、防府市国分寺町 「市民に親しまれ、自転車を通じた交流の輪が広がる競輪場」をコンセプトにリニューアル。市競輪局によると、老朽化に伴い建て替えた新メインスタンドは鉄骨造り3階建てで延べ床面積約2480平方メートル。本場開催のレースを至近距離で観戦できるよう、限りなく競走路の「バンク」に寄せて建てた。 全ての人が利用しやすいユニバーサルデザインを導入。座席は車いす用5席を含め259席を備え、831人を収容できる。1階には定食や麺類などを販売する食堂とテイクアウトもできるカフェのフードコートを導入した。 KEIRINパークには複合遊具のほか、県自転車競技連盟の設計でマウンテンバイクやBMX、キックバイクなどを楽しめるパンプトラック、空気膜構造遊具「ふわふわドーム」などを備える。総工費は約29億2700万円。 来賓と共にテープカットした池田豊市長は、競輪場が開設されて75周年の記念日にリニューアルの竣工式を開くことができたことを感謝。「市民に親しまれ、自転車を通じた交流の輪が広がる競輪場に生まれ変わった」と述べた。 市はリニューアルオープンを記念したイベント「防府けいりんこどもまつり」を10月5日に開く。午前10時から午後5時まで、キャラクターショーや1万個の餅まき・菓子まきなどがある。