「次の総裁選目当てとの下品な報道は悔しい」自民・高市早苗氏、衆院選遊説巡る臆測に憤怒
自民党の高市早苗前経済安全保障担当相は31日、X(旧ツイッター)で、衆院選での自身の遊説活動を巡り、一部のテレビ番組の指摘を踏まえ「次の総裁選目当てだろうなどという下品な報道は、流石に悔しい。選挙応援は、純粋に党勢拡大を期するもので、3年も後の総裁選などとは無関係」と苦言を呈した。 【表で見る】選挙後の自民派閥の衆院勢力 高市氏は、地上波の民放2局で「不正確な報道をして私を叩いていた旨を、仄聞した」と指摘。 高市氏が「関西を中心に30カ所を回った」ととか「ほとんど落選させてしまった」という指摘を「誤報道」としたうえで、街頭演説などに回った先は46カ所で、回る時間がなかった選挙区には応援動画などを作成し送ったことを明かした。 回った候補が落選したケースはあったものの「選挙区当選や比例復活できた選挙区も、それなりの数はあった」と反論し、「もともと情勢調査で大激戦になっていたり、対立候補がリードしている選挙区を選んで回ったりしている。私が演説をしたくらいで楽に当選できるはずもない」と指摘した。 その上で、「選挙後も、特に党役員から慰労の言葉をいただいたわけでもなく、ヒラ政治家が勝手にボランティア遊説をしていただけの事だ。 少なくとも心身ともに限界まで頑張った挙句に、不正確な憶測報道をされ、コメンテーターに叩かれるのでは虚しい限り」とし、「今後は、党勢拡大など地方遊説は党役員をしておられる方々の仕事と割り切り、ヒラの1議員として政策活動に励む」と締めくくった。