高級万年筆だけじゃない? 「モンブラン」最新作は驚異の4810m防水、120時間パワーリザーブを実現したハイエンドなダイバーズウォッチ
●氷河から着想を得た美麗なダイバーズが更なる進化を遂げて登場
2022年にブランド初となる本格的なダイバーズウォッチ“アイスシー コレクション”を発表、ウォッチメーカーとして新たな扉を開いたモンブラン。 【画像】「えっ…」これが4800m超の深海に耐える堅牢なケース?(9枚) アクティブな場面での実用に耐える優れた性能とともに見る人の視線を釘付けにしたのは、荒々しくも麗しいダイヤルデザインでした。 これはアルプス山脈モンブラン北壁にある、長さ7km・深さ200mにもわたる巨大な氷河“メール・ド・グラス”から着想を得たもの。 数千年もの間凍り続けている網の目のような結晶のつながりを再現するために、デザイナー陣は“グラッテボワゼ”と呼ばれる、古来から存在する特殊な技法を採用。一般的なダイヤルの4倍もの時間をかけて、自然が作り出した神秘的な美しさを表現しています。 そんな“アイスシー”にこの春最新作として「モンブラン アイスシー ゼロ オキシジェン ディープ 4810」が仲間入り。 4810という数字はアルプス最高峰であるモンブランの標高にちなんだものですが、これは海抜の逆、すなわち水深4810mの深海での使用に耐えうるスペックを意味するもの。ムーブメントにおいても外装においても、従来モデルから大幅な進化を果たしたハイエンドモデルです。
●色鮮やかなケースバックのイメージは必見
ケースサイズはレギュラーモデルよりひと回り大きな43mmで、素材には耐傷性・耐食性に優れるチタニウム素材を採用。 防水性能を左右するねじ込み式のりゅうずにはさらにシールドによる保護を加えています。
また急激な気温の変化によってケース内部に曇りが生じることのないよう、ケース内およびケース素材からいっさいの酸素を排除する“ゼロ オキシジェン”技術を採用。 無酸素ケースは時計内部のあらゆる部品の酸化を抑制する効果が期待できるため、時計の品質と精度を高いレベルで長時間保つことができるというメリットも併せ持ちます。 懐に抱くムーブメントは、COSC認定のオートマティック マニュファクチュール ムーブメント・MB 29.29。振動数は2万8800A/h、120時間=約5日間というパワーリザーブも驚きのひと言。 さらにケースを裏に返せば、レーザー彫刻によって再現された、氷河の下をダイビングした際に目の前に広がる景色が姿を表します。 3次元カラーレリーフで制作されたモチーフはマット仕上げと光沢仕上げの2つの技法が使い分けられていて、鮮やかな色と質感が存分に楽しめるようになっています。 また暗所で青く発光するなどホワイトスーパールミノバも、暗い湖底とアルプスのイメージを重ね合わせたもの。 高度なスペックとともに神秘に満ちた氷河湖のイメージを余すことなく閉じ込めた、スペシャルな1本です。 ●製品仕様 「モンブラン アイスシー ゼロ オキシジェン ディープ 4810」 ・品番:MB133268 ・価格(消費税込):130万200円 ・ケースサイズ:43mm径・19.4mm厚 ・ケース:チタニウム、光沢サテン仕上げが特徴の湾曲したラグ ・バンド:ブラックラバー製テーパードストラップ ・風防:ドーム型サファイアクリスタル(反射防止二層コーティング) ・ムーブメント:COSC認定、自動巻 マニュファクチュール キャリバー MB 29.29 ・駆動時間:パワーリザーブ120時間 ・防水性能:約481気圧(約4810m)防水
VAGUE編集部