入店すると、左手に「ブッシュミルズ シングルモルト」の10年と12年、16年そして21年の樽の特徴や、テイスティングノートを伝えるパネルが並ぶ。樽を模したそれぞれのパネルの下には実際の商品が注がれており、その場で香りを確かめられる。

さらに奥に進むと、実際に北アイルランドのブッシュミルズの蒸留所で使っていた大きな樽が。こちらは今回のオフィシャルバーのために特別に空輸したもので、本体にさわれるほか、コルクを抜いて中の香りを嗅ぐといった五感を使った楽しみ方ができる。嗅いでみると、ウイスキーの濃厚で芳醇な香りが一気に鼻に抜けていく。

1階奥のバーカウンターでは、アイリッシュウイスキーを嗜まない客でもブッシュミルズを楽しめるように4種類のハイボールカクテルを主に提供する。

店内奥の階段を下りて地下1階へ向かうと、目の前にはもうひとつの樽が客を出迎えてくれる。地下1階は普段からウイスキーを楽しむ人に向けた展開で、ゆったり席に座って、シングルモルトや1階とは異なる8種類のカクテルを味わえるオーセンティックバーだ。

こちらでは、10月に国内で発売されたばかりの「ブッシュミルズ シングルモルト 25年」と「ブッシュミルズ シングルモルト 30年」を月曜日限定で提供するのが最大の魅力。通常ならホテルのバーやラウンジといった限られた場所でしか飲めない貴重なブッシュミルズが楽しめる。

この日は特別に「ブッシュミルズ シングルモルト 10年」と「ブッシュミルズ シングルモルト 30年」の飲み比べができた。10年はすっきりとした香りでハイボールにしても合いそう。一方で、30年は長い間熟成されて角が取れたようなまろやかな濃い味わいに、キャラメルのような甘い香りが印象的だ。バーテンダーのアドバイスで加水をすると、また異なる新たな香りが広がる。

なお、1階・地下1階ともにアイルランドの伝統料理をアレンジした7種類のフードメニューも用意。また、日本で販売している6種類のブッシュミルズ(オリジナル、ブラックブッシュ、10年、12年、16年、21年)のウイスキーも提供する。 日本のウイスキー消費の中心地である銀座の地にて、新たなウイスキーの楽しみを見つけられる特別な場所を訪れてみてはいかがだろうか。 ■BUSHMILLS CASK DISCOVERY BAR 住所：東京都中央区銀座3丁目5－6 マツザワ第6ビル 期間：10月25日～12月22日 営業時間：平日17時～23時30分(ラストオーダー23時)/土日祝14時～23時30分(ラストオーダー23時) ※地下1階は特設HPより予約可能