実はゲーム化された人気コメディ映画・ドラマ「訳が分からない」から「これはこれで」まで
ファミコンやプレイステーションなどの家庭用から、ゲームセンターのアーケードなど、世の中には数多くのゲームが登場してきた。国民的人気を獲得していることから、人気コメディ映画やドラマがゲームになることも。今回は、名作から、残念ながら「クソゲー」と呼ばれるものまで、コメディを原作としたゲームを紹介したい。 【写真】「なにこれ?」から「意外と名作」まで 実はゲーム化されていたコメディ ■『ゴーストバスターズ』 1984年に公開された映画『ゴーストバスターズ』。幽霊を扱ったホラー要素にアクション、コメディの要素が入った作品が大人気に。現代でも人気が落ちることはなく、2021年には『ゴーストバスターズ/アフターライフ』、2024年にも『ゴーストバスターズ/フローズン・サマー』が公開された。 ゴーストバスターズ人気を受けて制作されたのが、1986年に徳間書店から発売されたファミコン用ゲームソフト「ゴーストバスターズ」。人気映画のゲーム化だけにファンの期待は高かったが、本作を扱ったYouTube動画のコメント欄等では「ずっとBGMが一緒」「訳が分からない」「操作性が最悪」、「全編クリアしても、エンディングで画面が真っ黒になって『りり』と出るだけ」などといった声が集まるなど、現在の世界なら大炎上不可避のゲーム作品となってしまった。 クリア後、画面に登場する「りり」はプログラミングをミスしたと考えられているが、「あまりにもゲームが酷すぎて名前を出すことを拒否した」「なにかのメッセージ」という説もある。 なお、『ゴーストバスターズ』を基にしたゲームはこれだけでなく、メガドライブにて横スクロールアクションや、ウエスト・エンド・ゲームズにてテーブルトークRPGなどとしてもゲーム化されている。 ■『グーニーズ』 1985年に公開された映画『グーニーズ』。海賊が隠した財宝を少年団が探す冒険映画で、スティーヴン・スピルバーグが原案・製作総指揮を担当し、リチャード・ドナー監督、脚本は後に『ハリー・ポッター』シリーズでも知られるクリス・コロンバスが務めた。 この映画はアメリカでパソコンゲーム化された後、1986年にコナミがファミリーコンピュータ用のゲームソフトを発売。横スクロールのアクションゲームで、映画でおなじみのテーマソングが流れるなか、主人公のマイキーがフラッテリー・ギャングから仲間を救いだすため、冒険を続ける。 心地よいBGMと隠し要素満載のゲーム性は高く評価され、1987年には2作目となる「グーニーズ2 フラッテリー最後の挑戦」が発売された。