実はゲーム化された人気コメディ映画・ドラマ「訳が分からない」から「これはこれで」まで
日本の大人気刑事バディもゲームになっていた!
■『もっともあぶない刑事』 1986年に日本テレビで第1シリーズが放送された『あぶない刑事』。柴田恭兵演じる大下勇次と舘ひろしの鷹山敏樹がさまざまな事件を解決していくストーリーが大人気に。その後、『もっとあぶない刑事』を経て、映画に移行。2024年には『帰ってきたあぶない刑事』が公開された。 1990年にファミリーコンピュータ用ソフトとして発売されたのが「もっともあぶない刑事」。これは1989年に公開された同名の映画をゲーム化したもの。タカとユージがカセットにプリントされ、ファンは期待に胸を高鳴らせたが、内容は物議を醸すものとなった。 タカとユージが敵を倒していく内容で、第1面ではドスを持った男が何人も向かってくる。それを拳銃で撃っていくのだが、タカとユージのグラフィックが本物とはあまりにもかけ離れたものだったことから、あぶない刑事ファンから不満の声が出た。 厳しい評価が多いこの作品だが、ミニゲームやタカとユージのやりとりが出てくるシーンもあるだけに「これはこれでおもしろかった」という声もあった。 ■『ナイトライダー』 アメリカのテレビドラマで、日本でもテレビ朝日で放送されていた『ナイトライダー』。主人公のマイケル・ナイトが意思を持ち自ら走行することができる「ナイト2000」に乗り、世の中の不正や巨悪と戦っていく。 『ナイトライダー』は1989年にファミコンにてゲーム化。ナイト2000を運転し、敵を機銃で倒していくというゲームで、一定の人気に。1994年にはPCエンジンでもゲームになり、オープニング曲やマイケルとナイト2000のやり取りが再現された。2002年にはヨーローッパのみでゲームソフトが発売されたが、日本やアメリカでは販売されなかった。 ■『スパルタンX』 ジャッキー・チェン主演で1984年に公開された映画『スパルタンX』。ユン・ピョウやサモ・ハン・キンポーなどが出演したカンフーアクション映画だ。 同年、映画を元にアーケードゲームが作られた。主人公・トーマスが囚われたシルヴィアを救出するため、敵を倒しながら塔を登り、大ボスであるミスターXを倒しに行く。横スクロールで、敵をパンチやキックで倒していく単純明快なアクションゲームは親しみやすく、大人気に。1985年に任天堂からファミリーコンピューターソフトとして発売され、142万本を売り上げる超人気ソフトとなった。