【君島十和子と人間関係】悪意を向けてくる人や苦手な人とは「同じ土俵に立たないこと」
特別なことなんてしなくていい。しんどいならばサボる日があってもかまわない。誰だって毎日を100%全力で、走り続けることなんてできないのだから。だけど、できる日だけでも、キレイのための小さな小さなアクションを積み重ねていくことで、5年後、10年後にはきっと嬉しい結果が待っているはず。それを体現している十和子さんがおすすめする、キレイのための“一日一善”を紹介する連載です。 君島十和子“初めまして”の心得「年を重ねて肩の力も抜けてきた。TPOに気を配った話題と見た目を意識します」 今回のテーマは“人間関係”。大人になると避けて通れないのが、苦手な人との関わり。誰とも関わらずに生きていくことは難しいなかで、どうやっていけばいいのか? 自身も悩んだ経験がある十和子さんならではの、しなやかな対処方法を紹介します。 NEWS!! 「十和子さんは、なんでこんなに輝き続けられるのだろう?」 そんな十和子さんの秘密が詰まった、美容・子育て・更年期などすべてを語ったライフスタイル本です。 \度重なる増刷で、驚異の8刷り達成/ 『アラ還十和子』 大好評発売中
子育て真っ盛りの時代に経験した「悪意を向けてくる人」
「悲しいけれどときどきいらっしゃいますよね、妙に悪意を向けてくる人。普通の友達であれば、“もう会わない”という選択肢を選ぶこともできますが、仕事で会う人やお子さんの幼稚園や学校のママ友だったりすると、そうもいきません。 私も娘たちが小さい頃、経験したことがあります。娘がお友達と遊んでいる勢いでふざけてやりすぎてしまったことがありまして、それはそれは申し訳なく思っていたんです。もちろん謝罪もして、うちの娘が悪かったので、ふざけていてもやってはいけないことがあると言い聞かせました。その後、他のママ友と『怪我にならなくて本当によかった』と話していたら、あちらの怒りはおさまっていなかったようで……。たびたび冷たい態度を取られるなどのようなことが続きまして、すっかり私も悩んでしまいました」 「ただ、こういうときに本人同士で話しても、ましてや他のママ友を巻き込んでもいいことはありません。ですから、悩んだ末に園長先生に相談しました。そのときのアドバイスが、『どんなに言葉を尽くして謝ったとしても、いろんなことを言う人は言うし、悪意を向けてくる人は変わらない。だから1回謝ったのであれば、もう放っておきなさい』と。そのアドバイスを受けて、つとめて普通に接することに決めました。会ってしまったときは挨拶はするけど、あえてこちらから話しかけたり、誤解を解こうとやっきにならない。感情的になって『こっちだって悪気なかったのに!』や『どうしてわかってくれないの?』なんて言うのも効果的ではありません。悪意を向けてくる人と同じ土俵に立ってはダメなのです。自分の行動で相手が気分を害したのは事実ですから、1回はしっかりと謝る。『私はそういうつもりはなかったけど、傷ついたのですね。気分を害したのなら謝ります』と無視はしません。でもその後は引きずらない、何も言わない。これが一番です。私は今でも、『ありがとう』と『ごめんなさい』の出し惜しみはしないと決めています」