台風10号接近、各地で備え進む JR始発から終日運転見合わせ…各交通機関に影響 大分
台風10号の接近に伴い、大分県内各地で備えが進められているほか、交通機関や学校にも影響が広がっています。 【写真を見る】台風10号接近、各地で備え進む JR始発から終日運転見合わせ…各交通機関に影響 大分 由布市庄内町の小野農園では、これからナシの収穫期を迎えます。台風の接近に伴い28日は、防風ネットを設置して強風から木を守るための対策が進められていました。 (小野農園 小野健三さん)「実が大きくなりかけているときの最高の収穫時期なのでできる限りのことをする」 大分市の商店街では、関係者がアーケードに設置しているのぼりをひもで固定したり、モニターが雨で濡れないようビニールをかぶせたりする作業に追われていました。 (中央町商店街振興組合・太田和幸専務理事)「モニターに雨水が入ったらショートして故障してしまうので、そこから火事になる可能性もゼロではないので、すぐに対応できるように準備だけはしておく」 交通機関にも影響が出ています。JR九州は29日、日豊、久大、豊肥の全路線で始発から終日運転見合わせを決めています。 29日の空の便は、全日空で大分と東京・大阪・名古屋を結ぶすべての便で欠航が決まっています。一方、日本航空は現時点で大分ー羽田の一部の便を除いて、通常運航となっていますが、今後欠航になる可能性があるとしています。 大分と四国などを結ぶすべてのフェリーは、29日欠航となっています。 高速バスも福岡、長崎、熊本の便が終日運休です。 県教委のまとめでは、29日と30日について県内すべての公立の小中高校、特別支援学校が臨時休校となりました。 また、大分市が29日と30日のゴミ収集の取り止めを決めるなど影響が広がっています。
大分放送