田中将大(36)「楽天時代は味方打者が萎縮していたが…」“ライマル”“DH不採用”と「巨人でできなければ200勝は達成できない」三つ目の根拠とは?
坂本が橋渡し役?
一方で、巨人には小学時代に捕手としてバッテリーを組んだ同学年の坂本勇人内野手を筆頭に、実績豊富なベテラン野手が複数、存在する。 「マー君が溶け込みやすいよう、坂本が橋渡し役になることは目に見えています。他にも長野(久義外野手)や丸(佳浩外野手)らマー君でも気後れしない実績を持つ選手がいます。味方打線が萎縮していた楽天とは違った雰囲気になるのではないでしょうか」(元監督) 田中は昨年末の巨人移籍の記者会見で、「残り3勝がフォーカスされますが、3勝で終わる気持ちはない」と通算200勝は通過点であることを強調した。阿部監督からは10勝以上した上で貯金を蓄えるノルマを課された。限界説を払拭し、大記録にたどり着くだけではなく、もう一花咲かせることができるのか。本人が「周囲から、うだうだ言われているのは知っている。自分で(力を)証明するしかない」と完全復活への強い思いを胸に乗り込む新天地では、これ以上ない環境が整っていることは確かなようだ。
デイリー新潮編集部
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