中日・福永裕基、「まさか付けられると思っていなかった」背番号7にちなむ、2025年7つの目標
中日・福永裕基内野手(28)が28日、新背番号7にちなみ、7つの目標を定めた。全試合出場、規定打席到達、2桁本塁打、15盗塁、オールスター出場、お立ち台7回、そして堅守で貢献の7つ。チームの中心を担う覚悟をにじませた。この日は大津市のマイネットスタジアム皇子山で開催された野球教室「こどもたちの未来へ、夢の架け橋プロジェクト」に参加した。 ◆逆転2ラン放った中日・福永裕基、ファンの声援に手を振る【写真】 小さくなった背番号は、担う責任が大きくなった証だ。「まさか自分が付けられると思っていなかった。背番号に恥じない選手にならないといけない」。来季から新たに7番を背負う福永。言葉の端々からチームの中心を担う自覚がにじみ出ていた。 10月に就任した井上監督から変更の打診を受けた。「来年、頑張ってくれる期待を込めて渡すわ」。最初は驚いたが、すぐに承諾。中日では今季まで根尾が付け、過去には遊撃手で唯一の本塁打王を獲得した宇野勝やミスター3ランと称された森野将彦打撃コーチらが背負った。球界を見渡しても、西武・松井稼頭央、ロッテ・西岡剛、巨人・二岡智宏、阪神・今岡誠(現・真訪)ら、攻守に秀でた内野手が多い。「めっちゃかっこいい番号やと思います」と福永の声も弾んだ。 新背番号にふさわしい選手になるために、来季の目標を掲げた。まず挙げたのは全試合出場と規定打席。「毎試合出ながら3、4打席立たせてもらえる信頼を勝ち取りたい」。指揮官がキーマンとして期待を寄せる攻撃面では、2桁本塁打と15盗塁を設定。「打撃は後半につかんだ感覚を忘れないように。盗塁はデータを頭に入れてトライしたい」とイメージを膨らませる。 さらに本拠地で7度のお立ち台を目指す。「今年は4回。もっと試合を決められるように」。開幕から印象的な活躍を続ければ、自身初のオールスター選出も見えてくる。最後まで考えて出したのが堅守で貢献。思い返すのは7月6日の広島戦(バンテリン)。1点リードの9回1死二、三塁で三邪飛を背面でスライディングキャッチ。タッチアップした三塁走者を正確な送球でアウトにした場面だ。「具体的な数字で言い表せないけど、チームの勝ちを呼び込むプレーを一つでも多くみせたい」と締めた。
中日スポーツ