左手ないサル、栃木から都内を経て三浦半島へ…鳥獣保護管理法で被害確認まで捕獲できず
神奈川県三浦市内でサルの目撃情報が相次いでいる。30日は同市原町の住宅地に出没。左手がないという特徴から、神奈川県内各地で目撃されているサルと同一個体とみられる。市はホームページに情報を掲載し、目撃した場合は農産課への連絡を呼びかけるとともに、「興奮させない」「餌を与えない」などの対応を求めている。 【写真】10日に府中市郷土の森博物館の敷地で目撃されたサル
市や三崎署によると、サルは25日午前8時半頃、同市初声町和田の和田公園付近で目撃され、27日は約5キロ南の三浦半島南端にある同市晴海町の城ヶ島大橋付近まで移動したという。
左手のないサルは、栃木県や東京都を経て神奈川県内に入ったとみられる。今月に入り、横須賀市や茅ヶ崎市、鎌倉市、葉山町などでも目撃されている。サルは鳥獣保護管理法により、被害が確認されるまでは捕獲できない。