【新NISA】成長投資枠にちょうどいいアクティブファンドを見分けるポイントと注意点
アクティブファンドは、インデックスファンドと比較して手数料が高い傾向があり、敬遠している方は多いのではないでしょうか。 しかし、アクティブファンドの中には、インデックスファンドを大きく上回る利益が期待できるものがあり、上手く活用すれば、お得に資産形成が進められます。 本稿では新NISAで成長投資枠を活用したい方に向けて、お得なアクティブファンドを見分けるためのポイントや、活用するコツを解説します。
1. アクティブファンドとは
S&P500や日経平均など、指数に連動するインデックスファンドと比較して、アクティブファンドは聞きなじみがなく、何となく知っていても、詳しく説明できない方は意外と多いかもしれません。 アクティブファンドは、投資のプロが企業や経済を分析し、銘柄の選定を行なう投資信託です。プロの目利きを活かし、指数を上回る利益が期待できる一方で、運用手数料が高い傾向があり、必ずしも指数を上回る利益が約束されているわけではありません。
2. アクティブファンドはある程度の目利きが必要
アクティブファンドは本数も多く、高パフォーマンスが期待できるお得なファンドがある一方で、手数料だけが高いファンドもあり、まさに玉石混交です。 ファンドの運用方針や過去の実績を理解したうえで購入しましょう。以下では、アクティブファンドを見分けるポイントを紹介します。
3. アクティブファンドを見分ける2つのポイント
なんちゃってアクティブファンドに注意 一部のアクティブファンドは、インデックスファンドとほぼ同じ銘柄に投資しながらも、高い手数料を課している場合があります。見分けるためには、アクティブファンドの組み入れ銘柄を、そのファンドが基準としている指数と比較してみましょう。 例えば日経平均に連動するインデックスファンドならば、2024年2月現在、組み入れ銘柄のトップ3は、ファーストリテイリング、東京エレクトロン、アドバンストです。日経平均を上回る収益を目指すアクティブファンドの組み入れ銘柄も同様であれば、購入は慎重に検討したほうがいいでしょう。 低コストよりも高コスパ アクティブファンドの場合は、手数料ではなく、手数料を引いた利益に注目しましょう。 インデックスファンドを選ぶときは、同じ指数に連動するのであれば、手数料を比較すればいい一方で、アクティブファンドはプロの目利き次第で運用成績が変わるため、手数料が高くても、その分得られる利益が多ければお得になります。 過去の運用成績やチェックし、低コストよりも高コスパの目線で選んでみてください。