南京事件から87年の12月13日、安全確保で上海日本人学校もオンライン授業
【上海=田村美穂】在上海日本総領事館は31日、旧日本軍による南京事件の発生から87年となる今年12月13日、上海日本人学校の授業をオンラインで実施すると明かした。広東省深圳で9月、日本人学校に通う男児が刺殺された事件を踏まえ、安全を確保する狙いがある。 【写真】中国のSNSに投稿された日本人や日本人学校への攻撃的な書き込み。「多くの事実が証明する日本の中国乗っ取り計画」などと書かれている
総領事館によると、オンライン授業に切り替わるのは計2校。6月に日本人母子が襲撃された蘇州市と杭州市にある日本人学校からも対応について総領事館に相談が寄せられているという。
12月13日は中国で「国家哀悼日」に制定されている。毎年、上海に隣接する江蘇省の南京市で記念行事を行い、反日感情が高まりやすいとされている。