エールフランス、歴代制服で90年振り返るファッションショー コンコルド専用も
エールフランス航空(AFR/AF)は3月20日、創業90周年を記念した歴代制服のファッションショーを都内の有楽町マリオンで開催した。創業当時から現行まで16着を着用したモデルがランウェイに登場した。 【写真】エールフランスの歴代制服ファッションショー エールフランスは2023年10月13日に創業90周年を迎え、世界各地で記念イベントを展開している。今回のファッションショーは、創業当時の1935年に着用されていた、バーマンによる制服でスタート。高級ホテルや豪華客船のようなハイクラスな機内サービスが始まったことから、ミリタリーテイストや高級ホテル、豪華な寝台列車などからインスパイアされた制服が登場したという。 その後は、エールフランスが日本就航当時着用されていた1951年発表の制服や、クリスチャン・ディオールのデザインによる1963年から着用したワンピース、クリストバル・バレンシアガによる1969年からの夏服と冬服、ジャン・パトゥのデザインによる1976年から着用されたコンコルドに乗務する客室乗務員専用ワンピース、カルヴァンのデザインによる1978年着用開始の夏服のワンピース、ルイ・フェローによる1987年から着用を始めた夏服のワンピース、同じく、ルイ・フェローによる看護師をイメージした制服、カルヴァンのデザインによる1987年から着用されたワンピース、ニナ・リッチによる1997年着用開始の夏服のワンピースと続いた。 フィナーレは、2005年から現在まで着用されているクリスチャン・ラクロワの客室乗務員とパイロットの制服が登場。その後、すべてのモデルが登場し、エールフランスの歴史を約20分間で振り返るショーが幕を下ろした。 また、有楽町マリオン内の阪急メンズ東京では、パリ・オペラ座バレエ団衣装部を率いるフランス人デザイナー、グザヴィエ・ロンゼ氏監修のスペシャルドレスを3月19日から24日まで、1階エントランス付近に展示している。5着あるドレスは、フランスの百貨店ギャラリー・ラファイエットのパリ・オスマン本店と、シャルル・ド・ゴール空港内のエールフランス本社でのみ展示しており、うち1着を初めてフランス国外で展示する。 今回のショーは、国内最大級のファッション・アートイベント「東京クリエイティブサロン2024」とのコラボレーションイベントとして開催された。
Tadayuki YOSHIKAWA