【ベトナム】鉄鋼事業に投資呼びかけ、トゥアティエンフエ
ベトナム中部トゥアティエンフエ省はチャンマイ・ランコー経済区内の鉄鋼生産プロジェクト「チャンマイ・グリーンスチール・ファクトリー」に32兆ドン(約12億8,000万米ドル、約1,870億円)の投資を呼びかけている。8月30日付ベトナムインベストメントレビュー(VIR)が報じた。 事業用地は236ヘクタールで、鋼管やメッキ鋼板の材料となる熱延鋼板(HRC)など高品質の鉄鋼製品を年間300万トン生産できる工場を想定している。事業期間は70年間とし、2025年第3四半期(7~9月)の着工、28年第2四半期(4~6月)の操業開始を予定する。総投資額32兆ドンのうち少なくとも15%は投資家が負担する。 欧州連合(EU)などから先進技術を導入し、液化天然ガス(LNG)や液化石油ガス(LPG)といった環境負荷の少ないエネルギーの使用や排水の全面的再利用も求める。案件管理委員会へのプロポーザル提出期限を今月26日とする。グリーンスチール案件は省が3月に投資を呼びかけた24~25年期の同経済区内12事業の一つだ。