「望むところからははるかに遠い」角田裕毅が苦言を呈したRBのアップデートに、「2024年で最悪」と専門メディア
シーズン前半戦は車の性能的には厳しくても、チームの的確な戦略や迅速なピット作業に助けられて入賞を飾ったレースもあった角田だが、このところは再びストレスを溜める状況となっている。彼にとっても、チームにとっても相性の良いコースであるバクーで流れを変え、勢いを取り戻せるかどうかが気になるところだ。 また角田は、F1ドライバー人事の動向においても重要な位置を示す存在と言え、そのパフォーマンスが注目される。そんな中でポッドキャスト『Beyond The Grid』で彼は、「僕の優先事項はレッドブル昇格です。それはF1にデビューして以来、ずっと目指してきたことです。彼らの車は、現在はマクラーレンより少し後れをとっているものの、それでも最速のひとつであり、僕はいつかここで走りたいです」と、本音を明かしている(オランダのF1専門メディア『RN365』より)。 「自分のポテンシャルを示し、トップ4、トップ3、トップ2、どんな順位でもいいので、レッドブルで走りたい。それが、僕がいつか達成したいことです。常にトップ5に入りたいですね」と変わらぬ抱負を語った彼だが、決してRBでの情熱を失っているわけでなく、「我々は大きく進歩しており、昨季から大幅に良くなっています。チームを信じており、いつかトップ5の常連になれると信じています」と、現チームでの力強い展望を示す。 ただし、「僕はRBでそれをできる限り手助けし、開発していく必要があります」と語る一方で、「他のチームへ行く選択肢があるのなら、それも興味深いかもしれません。僕が考えていることと、そのチームが考えていることが一致するなら、なぜそこに加わるのがダメなのでしょうか? 今は自分がすべきことに集中し、みんなに印象を与えるために結果を出し続けます」と、様々な可能性を示した角田。今後、コース内外において、彼の動きからは目が離せない。 構成●THE DIGEST編集部
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