【台風21号】最大瞬間風速75m “猛烈な強さ”で沖縄・与那国島に接近→2日に温帯低気圧へ 3連休は各地で激しい雨の恐れも【全般台風情報・進路予想と今後の雨風シミュレーション・30日午前11時半更新】
大型で非常に強い台風21号は30日午前9時現在、フィリピンの東の海上を時速15キロの速さで西北西に進んでいます。今後、台風はさらに“猛烈な台風”へと発達する見込みです。 沖縄地方では30日から11月1日ごろは非常に強い風が吹いて大しけとなり、31日は猛烈なしけとなる所がある見込みです。気象庁は高波に厳重警戒、暴風に警戒するよう呼び掛けています。 【画像】台風21号の進路予想と今後の雨風シミュレーション 気象庁によりますと、台風21号は30日午前9時現在、中心気圧は925ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は50メートル、最大瞬間風速は70メートル。中心から半径220キロ以内は風速25メートル以上の暴風域に、中心から600キロ以内は風速15メートル以上の強風域となっています。 台風はさらに発達を続け、30日午後9時には中心気圧が915ヘクトパスカルと“猛烈な”強さとなる見込みです。中心付近の最大風速は55メートル、最大瞬間風速は75メートルと予想されています。台風は31日も猛烈な勢力を維持するものとみられます。 その後は台風の勢力が弱まり、1日午前9時には中心気圧が985ヘクトパスカルとなる見込みです。そして中国大陸から“急カーブ”して、3連休初日の2日午前9時には東シナ海で温帯低気圧に変わる見込みとなっています。 ただ、3日にかけて低気圧を伴った雨雲が激しい雨をもたらす恐れがあります。今後の気象情報に注意してお過ごしください。 ■今後の台風21号の進路予想 ▼30日(水)午後9時の予報 ★『猛烈な台風』に発達の見込み 存在地域…沖縄の南 予報円の中心…北緯20度20分 (20.3度)、東経123度35分 (123.6度) 進行方向、速さ…北西 15km/h (8kt) 中心気圧…915hPa 中心付近の最大風速…55m/s (105kt) 最大瞬間風速…75m/s (150kt) 暴風警戒域…全域 270km(145NM) ▼31日(木)午前9時の予報 ★『猛烈な台風』を維持する見込み 存在地域…与那国島の南南西 約280km 予報円の中心…北緯22度05分 (22.1度)、東経122度10分 (122.2度) 進行方向、速さ…北西 20km/h (11kt) 中心気圧…915hPa 中心付近の最大風速…55m/s (105kt) 最大瞬間風速…75m/s (150kt) 暴風警戒域…全域 290km(155NM)