ルヴァン杯決勝迫る!アルビレックス新潟、悲願の初タイトルへ…盛り上がりは既に「てっぺん」
新潟のプロサッカーチームとして28年、ようやく日本一のタイトルが懸かる舞台へと上がる。J1アルビレックス新潟が出場するJリーグ・YBCルヴァン・カップ決勝(東京・国立競技場)は11月2日。サポーターは願う。勝利をつかみ、来季のユニホームの胸に優勝の証し「星」が付くことを-。 【画像】横断幕に書かれたサポーターのメッセージ 当初売り出した約6万7千人収容のスタジアムの入場チケットは完売し、増便した東京行きの上越新幹線や高速バスもほぼ満席。観戦グッズの売り上げも急増するなど、サポーターのボルテージは上がっている。 「ようやくこの舞台まで来た」と感慨深げに話すのは、新潟市西区の会社員の男性(62)。決勝戦チケットの先行抽選で当選、「国立」に駆け付け、声援を送る。 設立当初の「アルビレオ新潟」時代から30年応援し続け、苦戦するシーズンや2017年のJ2降格も見届けてきた。男性は「忍耐が多いけど、地元のクラブだからやめられない。この街にアルビがあってよかった」と語る。 80歳の母らと会場で観戦する新潟市中央区の保育士の女性(52)にとってチームは「生きがい」。J1に初めて昇格した04年から20年来のサポーターだ。「アルビがあるから仕事も家事も頑張れる。私たちサポーターは 一体感を見せたい」と誓った。 決戦に備え、グッズの売り上げが急増する動きも。デンカビッグスワン内「アルビレックスショップ オレンジガーデン」(新潟市中央区)などでは、ユニホームの10月の販売枚数が先月の2倍の約180枚となった。担当者は「シーズン終盤のこの時期では異例」と盛り上がりを実感する。 オレンジガーデンでは31日まで、決勝の選手ロッカールーム近くに張る横断幕への寄せ書きを募っている。メッセージを書きに訪れた燕市の専門学校生(19)はペンにこう思いを込めた。「I♡ALBIREX NIIGATA」 決勝は11月2日午後1時5分キックオフ。名古屋グランパスと対戦する。