最大野党前代表に懲役2年判決 代表選の現金ばらまきは無罪=韓国地裁
【ソウル聯合ニュース】韓国の革新系最大野党「共に民主党」の2021年の党代表選に絡み違法な金銭授受に関与したなどとして収賄罪や政党法・政治資金法違反の罪で起訴された同党前代表の宋永吉(ソン・ヨンギル)被告の判決公判で、ソウル中央地裁は8日、懲役2年(求刑・懲役9年)を言い渡した。昨年1月の起訴から約1年での一審判決となった。 検察は、代表選が行われる党大会を控えた21年3~4月に総額6650万ウォン(約720万円)の入った封筒が同党の国会議員や地域本部長らにばらまかれ、宋被告がこれに関与したとして、当時、党の事務副総長だった李ジョン根(イ・ジョングン)氏の携帯電話の録音ファイルを提出した。だが、地裁はこれを証拠として認めず、現金のばらまきに関しては無罪とした。 20年1月から21年12月にかけて後援組織を通じて7人から総額7億6300万ウォンの政治資金を違法に受け取った罪については有罪とした。
Copyright YONHAPNEWS <転載、複製、AI学習禁止>