大坂なおみはフランスの母の日に3年ぶりの全仏勝利 娘のシャイちゃんはテレビ観戦
【パリ26日=吉松忠弘】4大大会4度の優勝を誇り、元世界ランキング1位の大坂なおみ=フリー=が、大会のセンターコート開幕戦で、大苦戦しながらも、全仏として2021年以来3年ぶりの勝利を飾った。同67位のルチア・ブロンツェッティ=イタリア=に6-1、4-6、7-5と競り勝った。フランスでは、この日は母の日。生観戦とはならなかったが、まな娘のシャイちゃんはテレビで、母の勝利を後押しした。主な一問一答は次の通り。 ― 今日の試合は。 大坂 ローラーコースターのようだった。第1セットは集中していたのに、その後、気を抜いてしまったのかな。 ― 緊張したと言っていましたが。 大坂 全豪で勝てなかったので、どうしてもここで勝ちたいと思ってしまった。もっと1ポイントごとに集中すれば良かった。 ― 次戦がシフィオンテクだったら。 大坂 とても光栄。今の自分が、どこら当たりにいるのか確認するためのテストにもなる。 ― 娘さんが歩いたと言っていましたが。 大坂 どんどん歩いています。それに、彼女は、走りたがってもいるんです。思ったよりも速くて、私が受け止めないとだめ。本当に楽しいですよ。 ― 4大大会の勝利は久しぶりですが。 大坂 昔は、グランドスラムの勝利が大事だったけど、今は、勝つこと自体が重要なこと。ただ、たくさんの人に会えて、圭(錦織)にも会えて、うれしい。
報知新聞社