モノレールも途中で放置 地方政府の借金深刻化…中国「幽霊駅」の実態
地元の人 「こんなにお金をかけたのに、ほとんど放置されてる。本当にもったいない」 地元の人 「市民の金も財政も無駄にして。財政にも影響がある。もうすっからかん」 経済が低迷する中、過大なインフラは地方の財政を圧迫。自治体の債務残高は2兆円近くに上っています。 この街で公務員として働く男性は取材に対し、手当の支払いが滞っていると、窮状を訴えました。 男性 「数か月後に1か月分の手当が支給されるだけです」「今の経済状況では、安定を求めるだけですよ」
こうした事態に中国政府はことし9月、地方政府のやみくもなインフラ建設を規制。収益を生まないインフラのために債務を増やすことを禁じました。 大規模なインフラの建設が経済発展を担う時代を終えた中国。人口が減少に転じる中、地方は厳しい財政状況に直面しています。