フランス代表、台湾代表を下し27年ぶりの決勝進出 エースの17歳・F.ルブラン「中国戦は200%でプレーする」<世界卓球2024>
<ITTF世界卓球選手権釜山大会2024 日程:2月16日~2月25日 場所:釜山(韓国)> 24日、世界卓球選手権釜山大会の男子団体決勝トーナメント準決勝が行われ、フランスがチャイニーズタイペイを下し、1997年以来27年ぶりの世界卓球決勝進出を果たした。 2024年パリ五輪開催国でもあるフランスは、2番で20歳のアレクシス・ルブラン(フランス)が、相手エースの林昀儒(リンユンジュ・チャイニーズタイペイ)に敗れるも、“17歳のエース”・世界ランキング6位のフェリックス・ルブラン(フランス)が2番と4番で、29歳のシモン・ゴジ(フランス)が3番で勝利し、銀メダル以上が確定した。 試合後、フランスチームに話を聞いた。
フランス代表 試合後コメント
<1試合目の荘智淵戦について> F.ルブラン:最初の試合は私にとって難しかったです。試合の入りはあまり良くなかったですが、幸運なポイントもあって、この試合の中で私のベストを発揮できたと思います。試合での中でリードを広げて、そのままリードし続けました。 <2試合目の林昀儒戦について> A.ルブラン:本当に接戦でした。とても良いプレーをしましたが、重要な瞬間にフランス語で言うように「紙を食べてしまった」ようです。私は、この試合に勝てるチャンスはたくさんありながらも勝てませんでした。しかし、他の選手たちがとても良いプレーをしてくれたので私は本当に嬉しいです。 5番でプレーする準備もできていましたが、チームが勝って良かったです。私はチームメイトをとても誇りに思います。 <3試合目は本当に重要な試合だった> シモン・ゴジ:はい、もちろんです。キーゲームになると思っていました。 (マッチカウント)1-1のときはいつもどちらかの方向に進むものです。しかし、私は釜山でこれまでにプレーした中で最も良い試合をしたと思います。高承睿選手は私のプレースタイルがやりづらかったと思います。 フェリックス(・ルブラン)は今日、別の惑星にいました。今日に限らず、彼は毎試合私たちをポジティブな意味で驚かせてくれるので、チームにとって非常に良いことです。 私はスロースタートで少し錆びている感じでしたが、試合が進むにつれて、私のプレーがよりポイントに繋がっていくのを感じました。 調子も上がってきて、今は私のベストな状態に近いと思います。明日が私のベストになることを願っています。 <フェリックス・ルブランはフランスの歴史を作った> F.ルブラン:27年の間、(世界選手権で)フランスが決勝に進むことはなかったので、フランスのために歴史を作れたことは素晴らしいことですし、(男女で)2つのメダルを獲得したことも素晴らしいです。フランスにとっては素晴らしい2週間でした。 <明日の中国戦について> F.ルブラン:明日の中国との試合は厳しいです。(中国は)世界で最も優れたチームで、(メンバーは)世界で最も優れた5人の選手です。ビデオを見てコーチとともに準備して、(試合中は)ベストを尽くして心を込めてプレーします。 一生に一度のチャンスかもしれないので150%や200%でプレーしようと思います。 <フランスのチームスピリットは本当に素晴らしいが、フランス代表についてどう思うか> F.ルブラン:私たちは互いをよく知っており、選手だけでなくスタッフ全員とも非常に良いチームスピリットを持っています。そのために何かをしたわけではありませんが、これは大きなことを成し遂げるためにはとても重要で、このような雰囲気を持てることは非常に良いことです。 <2024年のパリオリンピックのための特別なサポートはあるか> F.ルブラン:はい、もちろんあります。私たちは家族や友人、そしてフランスのファンからのサポートを受けると思います。 フランスでのオリンピックは人生で一度のことで素晴らしい経験になると思います。 パリでの瞬間を確実に楽しむでしょう。
世界卓球2024男子団体準決勝
<〇フランス 3-1 チャイニーズタイペイ> 〇フェリックス・ルブラン 3-1 荘智淵(チュアンチーユアン) 5-11/13-11/11-8/11-6 アレクシス・ルブラン 0-3 林昀儒(リンユンジュ)〇 10-12/10-12/5-11 〇シモン・ゴジ 3-0 高承睿(ガオチェンルイ) 11-5/11-7/11-6 〇フェリックス・ルブラン 3-0 林昀儒(リンユンジュ) 11-7/12-10/11-8 アレクシス・ルブラン - 荘智淵(チュアンチーユアン)
ラリーズ編集部