佐々木朗希の争奪戦間違いなし 海外FA菅野智之は早期に交渉進展の可能性も GM会議6日から
【サンアントニオ(米テキサス州)4日(日本時間5日)=四竈衛】MLBのストーブリーグ開幕を告げるGM(ゼネラルマネジャー)会議は、5日(日本時間6日)から同地のリゾートホテルでスタートする。ワールドシリーズが終了し、FA選手が公示されたことで、今後は各球団との移籍交渉が本格化。来春のキャンプ目前まで激しい攻防が繰り広げられる。 【写真】大物女優を前にし、目を見開き慌てふためく佐々木朗希 日本人選手で早くも注目を集めているのが、ロッテ佐々木朗希投手(23)だ。現時点でポスティングが容認されるかは不明ながら、各球団とも既に調査済みと言われており、今後、容認された場合は空前の争奪戦となることは間違いない。 アストロズからFAとなった菊池雄星投手(33)も注目の1人。メジャー6年目の今季は、7月末のトレード期限前にア軍へ移籍。10試合に登板し、5勝1敗、防御率2・70と本来の底力を発揮し、地区優勝に大きく貢献した。先発投手市場でも上位にランクされており、実績のある貴重な先発左腕として複数球団が触手を伸ばしそうだ。 巨人から海外FA権を行使して米移籍を目指す菅野智之投手(35)は、実力、実績ともメジャーでは広く認知されており、上位グループにランクイン。年齢的に長期ではなく、2年前後の契約が予想されることもあり、特A級の投手より早い時期に交渉が進展する可能性もある。ポスティング制度で米移籍を目指す阪神青柳晃洋投手(30)は変則右腕、中日小笠原愼之介投手(27)は左腕と、ともに個性派とあって興味を示す球団はありそうだ。 今会議はストーブリーグの「開会式」のような位置付けでもあり、12月にテキサス州ダラスで行われるウインターミーティングをめどに折衝は進行。ヤンキースからFAとなり、今オフ最大の目玉とされるフアン・ソト外野手(26)をはじめ、大物選手の動向も話題を集めそうだ。