高校生が「第九」熱演 年末の風物詩、観客1000人を魅了 宇都宮で「宇高・宇女高合同演奏会」
宇都宮高と宇都宮女子高の生徒たちがベートーベンの交響曲第9番「第九」などを披露する「宇高・宇女高合同演奏会」が26日、宇都宮市文化会館で開かれ、計約330人が優美な旋律を響かせた。 今年で42回目。両校で合唱と管弦楽の部活動に励む生徒と、授業で音楽を選択している生徒が参加し、合唱、管弦楽をそれぞれ披露した。続いて合唱団が観客の拍手を受けながら入場し、管弦楽団と共に第九の第4楽章などを熱演。若さあふれる歌声と演奏が約千人の観客を魅了した。27日にも合唱メンバーを一部入れ替えて開催する。 宇高管弦楽団長の2年坂本倫太朗(さかもとりんたろう)さん(17)は「作曲者の思いを込め、高校生ならではの表現ができた」、宇女高合唱部長の2年関根里桜(せきねりお)さん(17)は「練習の成果を観客に届けたい気持ちを込め、歌いきれた」と話した。