神奈川の大みそか終夜運転はJRのみ 京急は初日の出臨時特急を復活、東急・小田急も臨時列車
県内に路線を持つ鉄道各社の年末年始の特別ダイヤが出そろった。大みそかから元日にかけた夜通しの「終夜運転」は、今年もJR東日本のみが実施する。 JR東の終夜運転は京浜東北・根岸線(桜木町-大宮)、横須賀線(横浜-逗子)など首都圏7路線が対象。桜木町駅やみなとみらい周辺で年越しのカウントダウンに合わせた花火の打ち上げもあり、インバウンド(訪日客)の需要も想定して決めた。 京浜急行電鉄、相模鉄道、小田急電鉄、東急電鉄、横浜シーサイドラインは終夜運転をしない。コロナ禍以降、早朝深夜帯の乗客が減っているためという。12月28日~1月5日の年末年始は、通常ダイヤで運行する江ノ島電鉄を除き、各社は土休日ダイヤを組む。 大みそかの対応として、京急はヴェルニー公園(横須賀市)で開催されるカウントダウンイベントに合わせ、終電を繰り下げる。東急は、終電後に東横線と田園都市線の下り臨時列車をそれぞれ1本運行する。 京急は元日から1月7日まで、川崎大師の参拝客向けに大師線を増便。三浦半島で初日の出を参拝できる臨時特急「初日号」を5年ぶりに復活させる。 小田急も江の島で初日の出を拝めるよう、特急ロマンスカー「ニューイヤーエクスプレス号」のほか、相模大野-片瀬江ノ島間で各駅停車の臨時列車や急行を走らせる。 相鉄バスは元日から3日まで、海老名駅と寒川神社を結ぶ直通バスを走らせる。
神奈川新聞社