「まさか “婚活アプリ” 以外で、自然な出会いがあるなんて」子持ちバツイチ女性が、6歳年下男性からプロポーズされるまで
マラソン教室で出会った年下男性に「僕はどうですか」と言われて
M江さんが現在のパートナーに出会ったのは、マラソン教室でのこと。週に1度、土曜日の午前中に開催される教室で、10人ほどのメンバーで汗を流します。 といっても、当初はお互いに異性として意識していたわけではありませんでした。出会った当時、M江さんはまだ結婚していましたし、その後、夫と離婚が成立したときも、そのことを伝える機会はありませんでした。子どもがいることは知られていたので、彼はM江さんを最初からずっと既婚者として接していました。M江さんのほうも、彼のことを男性として意識したことはなかったそうです。 そんな2人が親しくなったのは、M江さんが初めて出場したフルマラソンの大会がきっかけでした。万全の準備をして臨んだマラソンで、M江さんはスタート付近で転んでしまったのです。M江さんが最後まで走り切りたい気持ちを知っていた彼は、M江さんにペースを合わせ、励ましながら、ゴールまで一緒に走ってくれました。 あとから聞いてみると、彼はずっと前からM江さんを密かに「すてきな人だな」と思っていたのだそうです。フルマラソンに向けて一生懸命がんばっているM江さんを「絶対に完走させてあげたい」という思いで、そばでサポートしてくれたのでした。 M江さんは、最後までサポートしてくれた彼の優しさに感動し、このとき初めて男性としてなんとなくですが意識するようになったそうです。そもそも、自分の格好悪い姿もさらけ出せる安心感はとても大きなものでした。 1ヶ月後、マラソン大会の打ち上げが開催され、何気ない会話からM江さんが離婚していることが、彼を含めた仲間に伝わりました。その帰り道、彼から冗談めかして「もしフリーなら、僕はどうですか」とアプローチされたM江さんは、やはり冗談めかして「私でよかったらぜひ!」と答えました。 それから2人の関係は急展開。彼は、M江さんが6歳上と知ってびっくりしたそうです。何年も一緒にマラソンを続けていたのに、お互いの年齢も知りませんでした。 交際を始めてから約1年後、彼はM江さんにプロポーズ。息子さんも、ご両親も、とても喜んでくれたそうです。2人は、趣味のマラソンを続けながら楽しく暮らしています。 ▶次のページ【後編】▶どうしてM江さんは、離婚後に自然な出会いを引き寄せることはできたのでしょうか? アラフォー・アラフィフ専門婚活カウンセラーの伊藤友美さんが ポイントを分析!
アラフォー・アラフィフ専門婚活カウンセラー 伊藤友美