【F1】「角田裕毅はレッドブル昇格あり得ない」米メディアが来季へ向け最新状況を報道
F1のRBに所属する角田裕毅(24)が、親チームのレッドブルへの昇格争いで不利になっているとの最新状況を米メディアが伝えた。 角田はレッドブルの昇格をかけて、リアム・ローソンらと激しい争いを展開している。来季の動向に注目が集まる中、角田の昇格が厳しいとの見解が飛び出した。 米メディア「LWOS」は「角田裕毅は好成績にもかかわらずレッドブル昇格はあり得ない」と断言して報道。その理由を詳細に伝えた。 「角田裕毅は2023年初頭から数人のチームメイトよりも長く活躍し、VCARBの確実なポイント源としての地位を確立した。それにもかかわらず、彼の傑出したパフォーマンスでさえ、レッドブルが彼を昇格させるのにはあまり役立たないだろう。チームで長期間を過ごした最後の人物はピエール・ガスリーだったが、彼はメインチームへの加入の希望を失い、最終的にアルピーヌへの加入を選択した」と指摘する同メディア。そしてこう続ける。 「元チームメイトの角田裕毅も同様の立場にある。24歳の彼の進歩は異論の余地がない。ブラジルの予選で3位という素晴らしい成績を収めたこと、そして決勝は7位になったことは、彼の成長を示す最新の証拠だ。しかし、この情報はいずれもレッドブルの現在の認識とは関係ない。今季、角田がダニエル・リカルドを定期的に上回っていたときでさえ、2人のドライバーの差は角田の勝利ではなく、リカルドの失敗と見なされていた」とレッドブルグループの首脳陣の間で角田は評価されていないと厳しく評する。 そして「同様に、角田裕毅はリアム・ローソンに対して〝負け負け〟の状況に陥っている。ローソンがコンマ数秒以内の差だと仮定すると、王者のチームは依然としてその結果をローソンに有利に解釈する傾向がある。ほとんどの場合、レッドブルはローソンの経験不足を指摘する。つまり、角田に迫ることはローソンにとって依然として〝勝利〟なのだ」との見方を示した。 特にクリスチャン・ホーナー代表が角田を買っていない現状は致命的と指摘。「今年何度も証明されているように、ホーナーは角田がレッドブルの候補になることにそれほど熱心ではない」と強調。ホーナー代表が実権を握るかぎり、角田の昇格はありえないというわけだ。 角田は結果でアピールし続けるしかないが、レッドブルで正当に評価される時は来るのだろうか…。
東スポWEB