“怪物”がレアル・マドリードでの伝説を始める! ベルナベウ初ゴールのエンバペ「このスタジアムで決めたかった」
レアル・マドリードのFWキリアン・エンバペが、1日のベティス戦を振り返った。同日、クラブ公式サイトが伝えている。 【ゴール】ベルナベウ初ゴールのキリアン・エンバペ レアル・マドリード加入の本懐を遂げた“怪物”が、夢のクラブでの伝説を作り始めた。デビュー戦となった先月14日のUEFAスーパーカップ以降、3試合連続無得点が続いているキリアン・エンバペ。そんな中で1日、ラ・リーガ第4節ベティス戦に先発出場すると、スコアレスで迎えた67分にMFフェデリコ・バルベルのラストパスに抜け出し、相手GKとの1vs1を制して先制点を決める。さらに75分には、PKを沈めてドブレーテを達成。2-0の勝利の立役者となり、本拠地『サンティアゴ・ベルナベウ』で大喝采を浴びている。 試合後、「この世界最高の、神話のようなスタジアムでゴールを決めたかった」と“ベルナベウ初ゴール”について口にしたエンバペは「信じられない気分。僕の幼い頃からの夢だったからね。実現するなんて、本当に素晴らしいこと」と万感。さらに「ここに到着して以来、とても幸せな日々を過ごしている。たとえゴールを決められなかったとしても、ファンのみんなは僕にたくさんの愛情を注いでくれた。多くの選手にとって3試合無得点というのは許されるものかもしれないけど、僕にとってはそうとは限らない。ただ、クラブスタッフ、チームメイト、ファンはいつも一緒にいてくれた。このエンブレムでゴールを決めるという自信を与えてくれたんだ」と胸中を明かした。 またエンバペは、1点目のシーンを回顧。バルベルデの意外性のあるパスで、趨勢が決まったと強調した同選手は「ロドリゴからバルベルデにボールが入って、彼の信じられないようなバックヒール。僕のところにパスが出てきそうな予感はあったし、ゴールを決めることもできたけど、バルベルデのパスがほぼすべてだった」と振り返った。 開幕3試合ですでに2分と勝ち切れない試合も多かったが、自身のドブレーテで勝利に導いたエンバペは「最も重要だったことは勝利で、(引き分けた前節の)ラス・パルマス戦後にはそれを成し遂げなければならないと理解していたし、実際にその通りになったね」としつつ、「他の試合と同様に難しかったけど、僕たちはレアル・マドリードで、最後には勝者となるんだ。ホームでは常に勝つことが義務付けられているから、とてもハッピーな気分」と喜びを語っている。 憧憬のクラブでのキャリアをこの上ない形で始め、代表ウィークに突入したエンバペ。再開後最初の試合となる第5節レアル・ソシエダ戦では、どのようなパフォーマンスを見せてくれるのだろうか。
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