「重要な局面で起用できる優れた左腕」タナー・スコット獲得でドジャースのブルペンが最強に!? 主武器は90マイル後半の切れ味鋭いスライダー
ロサンゼルス・ドジャースは今冬、ブレイク・スネルとの契約、トミー・エドマンとの契約延長、そして、テオスカー・ヘルナンデスと再契約と、着実に戦力強化を進めてきた。 【画像】MLBオールスター恒例の“レッドカーペット・ショー”に揃って登場!大谷翔平&真美子夫妻の厳選ショット! しかし、ドジャースの補強はこれで終わりではない。現地29日、米メディア『Newsweek』は、2025年シーズンに向けて、特にブルペン陣を強化する可能性があると報じた。 同メディアによると、米メディア『FANSIDED』のクリス・ランダース記者は、「ドジャースがフリーエージェントのサンディエゴ・パドレスの投手、タナー・スコットを獲得すると予想している。スコットは約5000万ドル(約78億円)で契約すると見込まれ、ドジャースのブルペンを大幅に強化することになるだろう」とコメントしたという。 ランダース記者は続けて、「ドジャースは、ブレイク・トライネンやマイケル・コペックのような投手の怪我のリスクを考えると、ブルペンにさらに信頼できるリリーフ投手がひとり必要だ。また、デーブ・ロバーツ監督が重要な局面で起用できる優れた左腕の選択肢がない。スコットは、90マイル後半(145キロ~150キロ)の球速で左サイドから投げるスライダーを武器に、空振りを奪える投手であり、これらの条件をすべて満たしている」と分析した。 さらに、同氏は「スコットの制球力は少し課題だが、ここ数シーズンで十分に改善されており、野球界最高のリリーフ投手のひとりとなった。加えて、ロサンゼルスで最も危険な地区のライバルから選手を引き抜くという追加のメリットもある」と指摘した。 スコットは、試合の終盤を任せられるだけでなく、左打者対策としても有効な投手だ。ドジャースはスコットを獲得し、より盤石なブルペン体制を築くことができるのか。今後の動向が注目される。 構成●THE DIGEST編集部