食の10大ニュース、「紅麹サプリで健康被害」「令和の米騒動」「伝統的酒造り」が上位に
食にかかわる情報を発信している記者や編集者らで作る「食生活ジャーナリストの会」(畑中三応子代表幹事、会員数約130人)は、2024年食の10大ニュースを発表した。
1位は「紅麹(べにこうじ)サプリで健康被害」。3月末に小林製薬が製造・販売した機能性表示食品で死者5人を含む健康被害が報告され、GMP(製造管理および品質管理の基準)の義務化につながった。
2位は、スーパーなどの店頭から米が消えた「令和の米騒動」、3位は「伝統的酒造り、ユネスコ文化遺産に」だった。10大ニュースは次の通り。
〈1〉 紅麹サプリで健康被害〈2〉 ”令和の米騒動”発生、米価高騰〈3〉 伝統的酒造り、ユネスコ無形文化遺産に〈4〉 今年も続く食品の値上げ、エンゲル係数も上昇〈5〉 厚生労働省が「健康に配慮した飲酒に関するガイドライン」公表〈6〉 おにぎりブーム続き、全国で専門店増える〈7〉 食料・農業・農村基本法改正、食料安保が基本理念に〈8〉 サプリメント形状の機能性表示食品、GMP義務化へ〈9〉 健康日本21(第三次)、果物の1日摂取量目標値を200gに〈10〉 能登地震、水産業などに打撃
同会は、食にかかわる情報を発信するテレビや新聞、雑誌の記者やフリージャーナリストらが会員。10大ニュースは会員からの投票数や各種メディアに登場した頻度、歴史的観点から見たニュース価値・重要性の3点から選ばれた。