マツダ「ロードスター S」でソロキャンに挑戦! 荷物満載でも「浅間ヒルクライム」のコースを満喫できるのか試してみました
「クルマ好きすべての欲望」を満たせる素敵な相棒だった!
AMW編集部員それぞれの目線で気になるクルマに乗ってみてレポートするAMWリレーインプレ。その番外編となる企画が編集会議で採用されました。今回は、各人が異なるクルマでキャンプに出向き、オススメポイントを洗い出すというもの。私に預けられたクルマは、なんとマツダ「ロードスター S」。きゃ、キャンプはどうなるのでしょうか……? 【画像】2シーターオープンでも問題なし! マツダ「ロードスター Sでキャンプ」を見る(全39枚)
ロードスターでキャンプってマヂ?
6月某日の企画会議で「編集部でキャンプをしよう」と盛り上がり、私にあてがわれたのはマツダ「ロードスター S(6MT)」。あれれ、それって荷物入るの? オープン2シーターで行っても大丈夫なキャンプ場……? 下まわり擦らない? いろいろと不安が頭をよぎる。そんな表情を浮かべていると編集長が一言。 「だいじょーぶ、だいじょーぶ」 キャンプと言っても形態はいろいろ。2015年に連載が開始された漫画『ゆるキャン△』をきっかけに、ソロキャンプブームも到来している。この作品は、ヤマハ「ビーノ」(50cc原付スクーター)で1人キャンプをするのが趣味である高校生「志摩リン(主人公)」と、キャンプ初心者の「各務原なでしこ」を中心に、野外活動サークル(キャンプ)を通じて交流を深めていくもの。 つまり、漫画の展開では、経験を積んできたキャンパーだけではなく、これまでには無かったキャンプ初心者を設定することで、入門作品としての側面も押さえていた。これをきっかけにソロキャンプデビューを果たす人が多く生まれ、話題を呼んだわけだ。 キャンプ初心者の私(過去に取材で2度の経験がある程度)は「だいじょーぶ」の言葉を信じて、長野県小諸市にあるキャンプ場「ウィスラー スカイベース小諸」に向かうことにした。
大幅改良されたロードスターの中身とは?
久々に乗り込むロードスター Sは、2023年10月5日に大幅改良を受けている。安全面では、マツダ・レーダー・クルーズ・コントロール(MRCC)とスマート・ブレーキ・サポート(後退時検知機能:SBS-RC)の新採用や、マツダコネクトの進化などがあげられる。 エクステリアデザインでは、ヘッドランプ、テールランプともにLED化され、デイタイムランニングランプの変更により、フロントまわりのスポーティさが増している。 インテリアに目を移せば、8.8インチのセンターディスプレイが新たに採用となっている。 ほかにも、電動パワーステアリングとエンジンパフォーマンスフィールが向上。MT車にはサーキット走行に最適化したダイナミック・スタビリティ・コントロール(DSC)の新制御モード「DSC-TRACK」が追加されている。 キャンプ用に必要不可欠とされる荷物を載せ終え、ロードスターの低い着座位置に体を落ち着かせる。運転席左側の空調吹き出し口の下にあるスターターを押すと、1.5L 直4エンジンが目覚める。始動時のみ勇ましいが、エンジンが暖まってしまえば近所にも迷惑にならない心地良いエキゾーストノートだ。 クラッチを踏み、ギアを1速に入れると、アイドリングが少しだけ高くなる。なるほどこれはエンストをさせない心遣いなのだなあと感じ、嬉しい。
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