メルセデス・ベンツEクラスに、「オールテレイン」「E300 エクスクルーシブ」が追加設定、ラインナップがさらに充実
全車電動化を果たした新型Eクラス。インターフェイスも最新に
2024年3月22日、メルセデス・ベンツ日本は「メルセデス・ベンツEクラス」のモデルラインナップに、「E220d 4マティック オールテレイン」と、「E300 エクスクルーシブ」「E300 ステーションワゴン エクスクルーシブ」を追加設定して販売を開始した。 【写真はこちら】さらなるマルチパーパスか、1ランク上のエクスクルーシブか。Eクラスの広がりは無限大か(全8枚) メルセデス・ベンツEクラスは、1946年に発表されたW136型以来、常に時代に先駆けて革新的な技術を採り入れ、世界のプレミアムセダンの指標となってきたモデル。 世界で累計1600万台以上の販売台数を誇るメルセデス・ ベンツの中核をなすモデルでもある。 最新型の214シリーズ「Eクラス」は、日本市場にはセ2024年1月ダンとステーションワゴンが同時に登場。デザインを一新するとともにパワートレーンをすべて電動化し、2L直列4気筒ターボ+マイルドハイブリッドの「E200」、2L直列4気筒ディーゼルターボ+マイルドハイブリッドの「E220d」、2L直列4気筒ターボに最高出力129psのモータを組み合わせたプラグインハイブリッドモデルの「E350e」(セダンのみ)というラインナップで上陸した。 また、上質な内装、センターディスプレイと助手席ディスプレイを一体型にしたMBUXスーパースクリーン、サードパーティ製のアプリケーションも使うことができる最新世代のMBUX(メルセデス・ベンツ ユーザーエクスペリエンス)など、 機能性と快適性を大きく向上したことでも注目を集めた。
専用のエアマティックを装備する「Eクラス オールテレイン」
今回新たに登場した「E220d 4マティック オールテレイン」は、先代にも設定されていた、ステーションワゴンをベースにしたクロスオーバーモデル。全高を1495mm(最低地上高は145mm)に引き上げて、ワゴンの使いやすさを保ちつつ、高いアイポイントや乗り込みやすさなどSUVのメリットを付与する。 サスペンションは連続可変ダンピングシステム「ADS+」とエアサスペンションを組み合わせた専用セッティングのエアマティックで、セルフレベリング機構により状況に応じて自動あるいは任意で地上高を調整する。 また、センターディスプレイに車両のフロント部分下方の路面の映像(フロントタイヤとその操舵方向を含む)を仮想的に映し出し、進路上にある大きな石や深い窪みなどの障害を知らせる「トランスペアレントボンネット」機能も装備される。 パワーユニットはマイルドハイブリッドの2L直列4気筒ディーゼルターボエンジンを搭載。新型Eクラスでは現時点では唯一のディーゼルエンジンと4WDの組み合わせとなる。 ハンドル位置は右で、車両価格は1098万円と発表されている。 ■メルセデス・ベンツ E220d 4マティック オールテレイン 主要諸元 ●全長×全幅×全高:4960×1890×1495mm ●ホイールベース:2960mm ●車両重量:2020kg ●エンジン:直4 DOHC ディーゼルターボ+モーター ●総排気量:1992cc ●最高出力:145kW(197ps)/3600rpm ●最大トルク:440Nm/1800-2800rpm ●モーター最高出力:17kW/1500ー2500rpm ●モーター最大トルク:205Nm/0-750rpm ●トランスミッション:9速AT ●駆動方式:4WD ●タイヤサイズ:255/45R19 ●車両価格(税込):1098万円