スーツを作りにナポリへ行ってきました。誰でも格好よく、ハッピーになれる特別なサルトリアへ
SNS全盛のいま、どんなネタを持っているかがモテるかどうかの分かれ道。ジローラモがSNSではつぶやかないモテる! を助けるネタをお届けします。
ジローラモのお気に入りは「サルトリア・ダルクオーレ」
スーツを作りにナポリへ行ってきました。その場所が「サルトリア・ダルクオーレ」。若い頃からよくお世話になっているテーラーね。ココは昔から、星の数ほどサルトリアがいるナポリのなかでもちょっと特別な存在。その理由が、創業者のルイジ・ダルクオーレさん。 彼は18歳からスーツの勉強を始めます。テーラーを志す年齢としては、少し遅かったんですね。でも、そのおかげか、いかに美しいスーツを創造するかという当時の多くの職人がもつ考えとは違って、いかにスーツでみんなを格好良く、ハッピーにするかというマインドで、スーツを仕立ててきました。
とにかくディテールにこだわり、運転する時や、食事をする時、さらには美しい女性を抱きしめている時でも、常に快適かどうかを、もっとも大切に考えてきたんですね。 そしていまでは、ダルクオーレの一着は、“まるでジャケットを着ていないかのように錯覚させ、着る人を本当にエレガントに見せてくれる服”として世界的に有名に。ワタシも久々にオーダーしてきましたよ。納期は約半年。いまから楽しみです。
いまは、ルイジさんの意思を受け継いだ、娘のクリスティーナさんと、夫のダミアーノさんがお店を経営。仕立ても行ってくれますよ。
ワタシがオーダーしたのは……
立体感と着心地が魅力のふたつのジャケットをオーダー。ナポリ仕立ての代名詞、マニカカミーチャ(雨降り袖、シャツ袖)で、シャツ感覚で羽織れるようにこだわりを注入しました。 2024年9月号より