「ノーベル平和賞受賞は終わりではなく転機」山口県被団協最年少の女性「風化させないために若者の協力を」 語り部活動で次世代に残すものは
テレビ山口
今年のノーベル平和賞に日本被団協・日本原水爆被害者団体協議会が選ばれました。山口県の関係者は、今回の受賞をどのようにとらえているのでしょうか。 【写真を見る】「ノーベル平和賞受賞は終わりではなく転機」山口県被団協最年少の女性「風化させないために若者の協力を」 語り部活動で次世代に残すものは 「日本被団協」代表委員・箕牧智之さん(82) 「世界の皆さんへ。被爆者が生きているうちに、核兵器をなくしてください」 10月、山陽小野田市の竜王中学校で、日本被団協の代表委員箕牧智之さんが講演を行いました。 世界にはまだ1万発以上の核兵器が存在すると言われています。 ■平和賞受賞 被団協の活動とは 日本被団協は被爆者への支援を行うとともに、被爆の実態を伝え、核兵器廃絶に向け、各国政府や国連への要請などを行ってきました。 日本被団協は、1956年に長崎で結成された、被爆者による全国組織です。現在は、36都道府県の団体で構成されています。 山口県では1957年に発足し、岩国や周南など7つの支部があります。 ■「われわれの活動が必要とされている」平和をまもる訴えを 永野和代理事 「継承をどうするか。80年の間に築かれた平和を今後ずっと続かせるためにはどうすればいいのか。誰に何を訴えればいいのか、そのチャンスをどうやってつかむのか、そこが問題」 林美代子会長 「来年はパァー!と。いつも私黒ばっかり着てるんですけど、きょうはお祝いだとおもって赤いの着てきたら、きょうは一日喜びたいなと思ってね。」 松川隆理事 「今までは暗いイメージというか。戦争・被害者・・・これから若い方に訴えて行くには爆発するような訴え方を各市が持ち寄ってイベントやったら・・・」 3日開かれた理事会では、上期の活動報告や、来年の原爆投下80年に向けた活動の取り組みについて話し合われ、さまざまな声があがりました。 松川さん「平和を改めて訴えていく、そういうことですかね」 林さん「世界がぐちゃぐちゃになりよるからね。本当に私たちが大事なときが来ている」 永野さん「私らの活動が必要とされている。必要な時ですよ」 ひとつの節目である80年を前に、日本被団協のノーベル平和賞受賞を、会のメンバーはどのように感じたのでしょうか。
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