<#わたしの新庄・3回目のセンバツへ>/16 感謝し打撃磨く 福本一弥選手(1年) /広島
佐伯区出身の左翼手。昨秋の公式戦はベンチ外だったが、冬場はレギュラーに交じって練習を始めた。小学生のときリトルリーグの監督から教わった「感謝」を信条に、身上とする打撃を磨く。 昨春の入学から間もなく、コロナ禍を受けて臨時休校となった。自主練習に明け暮れた約2カ月は、素振りとダッシュを欠かさず、バッティングセンターで毎日300球を打ち込んだ。その日々を見守ってくれた両親から2月に「感謝」と刺しゅうの入ったグラブが届き、センバツへの思いが一段と強くなった。 負けず嫌いを自負し、定位置取りをうかがう。「憧れの甲子園にレギュラーで出るため、打撃で良いところを見せたい」と言う。【中島昭浩】=つづく