「便利」「危ない」と良くも悪くも話題の「LUUP」、1日かけて徹底的に調べてわかった“本当の実力”とは?
これらの登録が終わっていると、使用するのはとても簡単。機体にあるQRコードを読み込むだけだ。 LUUPにはじめて乗って思うのは、やはり「便利」ということだ。特に、これまで電車やバスで行き来するしかなかったところでも、LUUPで行くことができるのはありがたい。都心だと電車を使うと逆に遠回り……なんてこともあるが、LUUPの場合は直線距離で行くことができるので、とても便利なのだ。 しかし、それ以上に感じたのは、風を切って走ることの楽しさだ。普通に乗り物として楽しい。これは、電動キックボードならではのものだと思う。自転車の場合、自分でこがなければいけないから、なかなかそちらに気が向かない。
一方、LUUPに乗っていて思うのは、車道を走ることが怖い、ということだ。安全に走るためにつねに後方に注意しておかないといけないし、交差点を曲がるときの二段階右折も留意する必要がある。 また、これは私だけがそう感じたのかもしれないが、現在の交通事情の中において電動キックボードは異質なもので、そんな視線をひしひしと感じる。 自動車でも、自転車でもない、謎の乗り物。交通法規に従っていて乗っていても、どこかアウトサイダーでいるような感覚を覚えるのだ。
■LUUPのポートのパターンがわかってくる さて、この段階で40カ所ぐらいを回ってきている。 これぐらいまで来ると、だんだんとポートを見るのが嫌になってくる。というか、ポートを見すぎて、だいたいどんな場所にポートがあるのか、そのパターンが見えてくる。こうしたパターンについては後編で解説するが、一緒に行っていた友人などは、ほぼ超能力かのように、遠くからでもLUUPのポートを発見する力が身に付いたようだった。
途中からはだんだんと疲れてきて、ただLUUPのポートを発見するだけでは飽き足らず、「LUUPのポートはどこにあるでしょう」クイズなどもした。一本の通りを歩き、どこにLUUPのポートが潜んでいるのかを当てるのである。 ちなみに、以下のポートは見つけづらくて、印象に残っている。 建物の奥まった窪みにあるというなかなかの仕様だ。 ■極小すぎて気づくのが困難に思う箇所も ポートが極小すぎて通り過ぎてしまった場所もある。